“便利でおトクで楽しい!”が詰まったアプリを訴求
西日本旅客鉄道(以下、JR西日本)は、さまざまな移動生活を支えるサービスを利用できるアプリ「WESTER」のユーザー獲得施策として「WESTをもっと!WESTER」と題し、俳優の葵わかなさんとお笑い芸人のミキ 亜生さんを起用したプロモーションを西日本全域で実施した。
2020年9月に「移動生活ナビアプリ」としてリリースしたWESTERアプリは、乗換案内、列車の予約、ICOCA残高確認や遅延証明書発行など、列車に関わるサービスが利用できる。さらに2023年3月にJR西日本グループの複数のポイントサービスをひとつに統合した「WESTERポイント」が誕生し、4月からWESTERアプリでもポイントサービスを利用できるようになった。これを機に、より日常生活に利便性の高い「生活アプリ」として改めて認知拡大を狙う。
「これまでのWESTERアプリの利用は、乗換や時刻表の確認くらいにとどまっていた既存ユーザーがほとんど、という状況でした。しかし4月からポイントサービスも併合することで、アプリの利便性がより向上したので、どんな使い方があるのかをしっかり訴求していくことが求められていました」と、現状と課題を話すのは西日本旅客鉄道 デジタルソリューション本部 WESTER-X事業部の内田修二氏。
企画の狙いについて、同部署の近藤秀飛氏は「『WESTER』というネーミングは“WESTをMASTERする”ことをWESTERという造語で表現したもの。『手のひらで西日本をマスターしよう』というコンセプトのもと考案しました。本施策では“従来よりも段違いに便利でおトクで楽しい”という価値を提供できるように、WESTERのERを比較級のerでもあると捉え、これからの西日本を“もっと”楽しむためのツールとして多くの人に利用していただきたいという願いを込めています」と話した。
キキとアプリの成長のイメージを重ねて映像で表現
プロモーションでは、WESTERに親近感を抱いてもらおうとキャラクターを設定。テレビCMでは『魔女の宅急便』を実写化し、...