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世界のトップクリエイターの判断力──クリエイティブの潮流2020

ONE SHOW、カンヌ、クリオなど数々の賞を受賞 Grey CCOに聞いたクリエイティブのこれから

John Patroulis(Grey Group)

パンデミックによって人々の生活は大きく変わり、予測不可能な事態が続く中、広告はどうあるべきなのか。最前線で活躍するトップクリエイターに、これからの潮流について聞きました。

Grey Group Worldwide Chief Creative Officer
John Patroulis
2017年、GreyのWorldwide Chief Creative Officerに就任。以前はBBH New Yorkのチーフ・クリエイティブ・オフィサーとして6年間在籍。同社初のクリエイティブ・チェアマンにまで上り、Adweek 50に選出。BBH入社以前はサンフランシスコにある2つの広告会社「Twofifteen」と「T.A.G.」の共同設立者としてXbox Halo 3 “Believe”(Xbox 360用ゲームソフト「ヘイロー3」ビリーブ)のグローバルキャンペーンを指揮。One Show “Best in Show”、Grand Clio、The Grand Effie、Cannes Glass Lion(カンヌ・グラスライオン)、Cannes Grand Prixなど複数回受賞し、国際的なクリエイティブ賞を総なめにしている。

Q1. 「2020年のクリエイティブの潮流」として感じていること

Empathy(共感)です。世界中の人々が等しく不安や恐怖に苛まれるいま、互いを思いやる言葉や共感を唱える作品はある意味で主流となり、つくり手としても世間に受け入れてもらいやすく、ハズレのないクリエイティブ・トレンドといえるでしょう。しかし...

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