パンデミックによって人々の生活は大きく変わり、予測不可能な事態が続く中、広告はどうあるべきなのか。最前線で活躍するトップクリエイターに、これからの潮流について聞きました。
TBWA\Worldwide Global Chief Creative Officer
Chris Garbutt
TBWA\WorldwideのGlobal Chief Creative Officerとして、TBWA collectiveのクリエイティブ・ディレクションを監督。TBWAのグローバルクライアントには、アクセンチュア、adidas、Apple、日産、マクドナルドなどが名を連ねる。2014年には、米広告誌『Ad Age』の「世界で最も多くの賞を受賞したCCO」の一人に選出。これまでにカンヌで3つのグランプリを含め、100近くの賞を受賞。One show、D&AD、Webbys、Clios、Art Director’s Club賞など数々の賞を受賞。
Q1. 「2020年のクリエイティブの潮流」として感じていること
今年にかけて予定されていた事業計画は破壊的な状況にあることでしょう。明るい材料があるとするなら、コロナ拡大がイノベーションとリインベンションを加速させる装置になったということ。
これまで少数の革新的な企業のものだった戦略がいまや、多くのブランドの生き残り戦略となっているのです。迅速な対応力と顧客とのつながり、販売に結びつける新たな方法が求められています。TBWAは...
あと62%
この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。