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広告業界トピックス

9月の広告業界ニュース早わかり、新聞広告大賞ほか

都電の思い出をつづった広告が新聞広告大賞を受賞

日本新聞協会が主催する第37回新聞広告賞の受賞作品が9月7日に発表され、広告主部門から選ばれる新聞広告大賞には、都電にまつわるエピソードを読者から募集し紹介した「思い出ガタゴト 東京都電diary」(東京都交通局)が選ばれた。

かつては街中の路面を数多く走っていた都電の思い出を後世に語り継ぐため、読者からエピソードを募集し、取材を経て2016年5月から2017年3月にかけて掲載した50編の広告。情報収集力、取材力、記録性といった新聞の媒体特性を十分に生かした内容は、都電の歴史をつづる貴重な資料にもなっており、読者がつくった新聞広告という点も画期的であるとして評価された。

応募数は、広告主部門が299件、新聞社企画部門が66件の計365件。贈賞は10月20日に都内で開かれる「新聞広告の日」記念式典で行われる。

「思い出ガタゴト 東京都電diary」(東京都交通局)。

電通デジタルとトランスコスモスで「電通デジタルドライブ」設立

電通デジタルとトランスコスモスは業務提携し、企業のデジタルマーケティング支援業務の強化を目的とした新会社、電通デジタルドライブを9月13日に設立した。

背景としては、企業におけるデジタル変革が急速に進み、デジタルマーケティングツールの導入、さらに人工知能(AI)やビックデータの活用など、高い技術力や豊富な運用力が必要とされていることがある。企業内におけるデジタルマーケティング領域のノウハウの蓄積や業務の体系化、体制強化などを求めるニーズが増えており、外部からの支援だけでなく自社内におけるオンサイトの業務支援が求められている。

そこで両社は、デジタルマーケティング支援業務のバリューチェーン構築を目的とした業務提携を実施。電通デジタルの強みである、電通グループ内の統合フレームワークを活用したプランニングと施策開発力、トランスコスモスの強みであるデジタルマーケティング運用における業務設計などを連携させていくため、新会社を設立した。

新会社の共同運営を通じて、デジタルマーケティングツールを活用したモデル構築や運用の業務標準化、AIや認知技術を活用したRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)領域における新規サービス開発にも取り組む予定。代表取締役社長には、齊藤寛樹氏(電通デジタル デジタルトランスフォーメーション部門 プロセスイノベーション事業部長)が就任した。

ACCクリエイティブイノベーション部門 グランプリは「COGY」

2017年に新設されたACCクリエイティブイノベーション部門の最終審査会が9月11日に行われ、受賞作が決定した。本部門は、2016年~2017年6月30日の間に上梓または社会実装されたプロダクト・サービスおよび発表されたプロトタイプを対象とし、「ビッグ・アイデア×テクノロジー」を審査基準としている。部門創立初年度の今年は109本の応募があった ...

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