スパイダーマンがあたかもその場にいるかのような演出
2017年7月15日、渋谷モディ壁面の大型ビジョン「ソニービジョン渋谷」には、目の前のスクランブル交差点をビルの上から映すリアルタイム映像が見えた。すると、スパイダーマンがモディのビルの壁面をよじ登ったり、渋谷の街を行き交う人々の頭上を敵とともに飛び回ったりするなど、さまざまな映像が見られた。映画「スパイダーマン:ホームカミング」のプロモーション映像だったが、あたかもその場にいるかのような演出で見事なつくりだった(写真1)。

写真1 「ソニービジョン渋谷」、映画スパイダーマンの特殊映像を放映。
ソニーは渋谷モディオープン時にこの大型ビジョンのネーミングライツ(命名権)を取得している。「グループが有する映像コンテンツやテクノロジーを通じて、チャレンジ精神や遊び心にあふれたブランドイメージ、およびメッセージを発信していくとともに、従来の大型ビジョンの使い方に捉われず、街や来街者とつながることのできる新しいコミュニケーション媒体として、さまざまな形で活用していく」としていたが、それを具現化した実例の一つだろう ...
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