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約40年の月日を経て甦った「宇宙戦艦ヤマト」 、盛り上がる企業タイアップ

コンテンツ大国日本。そのコンテンツの力を活用した、タイアップ企画で新規顧客の開拓を目指す企業は多い。世界観、キャラクター、ストーリーなど魅力的なコンテンツをどう活用すればよいのか。1回目は、日本のアニメーションの歴史に、その名を轟かす『宇宙戦艦ヤマト』を取り上げる。

2年ほどの月日をかけ、第七章まで劇場上映開始

1978年に公開され、当時400万人を超える観客を動員した、劇場版『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』。その『ヤマト』が、2月25日に約40年の月日を経て、『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』として新たな解釈と装いで甦った。監督を羽原信義氏が、シリーズ構成を福井晴敏氏が手掛け、原作の世界観を大事にしながら、大人も楽しめる新たな作品になっている。2月に上映された第一章を皮切りに、6月24日には第二章が上映される。今後、2年ほどの月日をかけ、第七章まで随時劇場上映していく予定だ。

本作が企画されたのは、2012年から劇場上映された、『宇宙戦艦ヤマト』(1974年放映)のリメイク版『宇宙戦艦ヤマト2199』が好評を博し、最終的に全国ネットでのテレビ放映に広がるなど、『ヤマト』ムーブメントが起きていたことが背景にある。そして今作、『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』の第一章の興行収入は、『宇宙戦艦ヤマト2199』シリーズ最大のヒットとなった第七章(最終章)をさらに上回る実績を記録した。ムーブメントはまだまだ続きそうだ。

元祖『ヤマト』を懐かしむ、30代後半から50代の男性の熱狂を生み出したのはもちろん、前作のテレビ放映で女性や若年層にもファンが拡大。その成功があっての続編の登場となった。

宇宙を舞台にした壮大なストーリーに加え、古代進や森雪など魅力的なキャラクターも人気の『ヤマト』。それだけに『宇宙戦艦ヤマト2202』の上映時にはアンダーアーマー、スカイマーク、パナソニック、富士通、いきなり!ステーキなど複数の企業がタイアップ企画を実施。

『ヤマト』作品の世界観やキャラクターを始めとするコンテンツを活用した企業広告、販促、商品コラボなどが展開され、『ヤマト』ムーブメントをさらに盛り上げた。多様なタイアップの形が実現するのも、日本のアニメーション史にその名を残す、『ヤマト』作品だからこそと言えそうだ。

「七章までを随時、劇場上映していくので、ロングランになる。展開期間が長いため、それぞれの企業のタイミングに合わせてタイアップしやすい点も魅力に感じていただいている」とバンダイビジュアル 宣伝部の青山勝樹氏は説明する。

日頃、なかなかメディアでリーチしづらい中高年男性向けのコミュニケーションはもちろん、2012年から始まった新生『ヤマト』に、また新たな世代のファンも生まれている。魅力的なストーリー、キャラクター、世界観を持つ『ヤマト』から、これまでにないコンテンツタイアップのケースが生まれてきそうだ。

『宇宙戦艦ヤマト2202』でのコンテンツタイアップ事例の一部。アンダーアーマー、スカイマークの広告は、描き下ろし版権を使用。

(C)西﨑義展/宇宙戦艦ヤマト2202製作委員会

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