天保3年に創業したお茶屋、伊藤久右衛門は、FacebookとTwitterで商品の話題化に成功した。どのような投稿が話題になったのかポイントを解説する。
日々の誠実なやり取り その積み重ねが話題につながる
伊藤久右衛門は2012年にFacebook、Twitterの運用を開始しました。最初の1年は、ほぼ毎日投稿を行い、大きなくくりとして抹茶スイーツが好きなファンを集めていきました。
エンゲージメント率を重視しながら運用していたFacebookは、約10%のエンゲージメント率を保ちながら、Twitterは、サブカルチャー寄りの「ネタになる」呟きに専念することで、まったく無名の中小企業ながら1年で1万人以上にフォローされるアカウントとなりました。こうした土壌を背景に、FacebookとTwitterで話題になった投稿をそれぞれ紹介します。
前提として、Facebookで話題になりやすい投稿と、Twitterで話題になりやすい投稿は、かなり違います。Facebookは「画像が9割」、Twitterは「ネタが9割」です。
Facebookで話題となった「紫陽花パフェ」という季節限定パフェがあります。初めて紫陽花パフェの投稿を行った2013年当時、当社のFacebookページへのいいね数は、1万を少し超える程度でしたが、投稿へのいいね数は5400を超え、エンゲージメント率は50%超えました。「エンゲージメント率が高い」とは、すなわち「投稿がより多く拡散されること」を …
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