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インティメート・マージャーがアドフラウド対策の新商品を開発

インティメート・マージャー

これまで広告・マーケティングの世界には、"解明できなくても仕方がない"と思われてきた、数々のブラックボックスが存在する。しかし、その「壁」を打ち破る、技術革新が生まれつつある。

不正表示・クリックを排除して広告の効果を高める

国内DMP業界最大手のインティメート・マージャーと米国に本社を置くデジタルメディアの品質評価・広告検証事業のリーディングカンパニーであるインテグラル・アド・サイエンスは4月20日、共同で「Audience Optimizer for Performance Powered by IAS」を開発し、国内での販売を開始する旨、発表を行った。

インティメート・マージャー代表取締役社長の簗島亮次氏、インテグラル・アド・サイエンス・ジャパン 代表取締役の藤中太郎氏、アカウントエクゼクティブの山口 武氏に新プロダクト開発の背景と狙いを聞いた。

藤中:日本でも「アドフラウド」という言葉は認知され始めていますが、ダイレクト系の広告主の中には、アドベリフィケーションはブランドセーフティ(ブランドにとって好ましくない枠への配信を防ぐ)のためのものと考え、自分たちとは関係ないと思っている方もまだいらっしゃいます。

山口:すでに「広告をクリックしているのは人よりもBotの方が多い」とか、「広告をクリックしなかったユーザーの方が最終的な購買率が高かった」などの検証データが出ているのですが、実はアドフラウド(広告詐欺)対策をし、ビューアビリティを把握・改善することで広告の投資効果を高めていくことができる。そこで、今回のプロダクトは、特にダイレクトレスポンス系のお客さまを対象にパフォーマンス向上の支援を実現したいと企画したものです。

簗島:インテグラル・アド・サイエンスさんは検知・計測のシステムを持っているのでビューアビリティ、アドフラウドに関わるデータを取得できます。そこに、私たちの保有するデータとデータが連携している広告ツールの仕組みを組み合わせることで、次のアクションにつなげていくことを目指しました。

インティメート・マージャーでは、これまでもコンバージョンしにくいアクセス元、属性情報の分析と活用は行っていましたが、そこにインテグラル・アド・サイエンスさんが持つ、機械的なアクセスやターゲット外のクリックを検出する技術が加わったことで、より精度高くアドフラウドを検出することが可能になりました。

山口:キャンペーン結果の計測指標だけを提示しても、「So What?」で終わってしまいかねません。しかし広告検証を事業とする私たちが、配信まで行ってしまうと、データの客観性や信頼性が損なわれてしまう。そこでインティメート・マージャーさんとパートナーシップを組むことに決めました。

藤中:インティメート・マージャーさんをパートナーに選んだのは、配信のツールを提供して終わりではなく、データを分析してさらに施策を改善していく運用支援まで自社内で行っている企業だからです。欧米の場合には広告主がインハウスでプログラマチックバイイングのチームを持っているケースが多いのですが、日本は決してそうではない。運用のサポートが必要とされていますし、インティメート・マージャーさんは、それを実現できる国内でも数少ないプレーヤーだと考えています。

簗島:最近、広告主の間で効果の「見える化」に対するニーズは、ますます高まっていると感じていますが、「Audience Optimizer for Performance Powered by IAS」を通じて、マーケティングの成果につながる次のアクションを実現するサポートをしていければと考えています。

「Audience Optimizer for Performance Powered by IAS」は、まずダイレクトレスポンス系の広告主を対象にアドフラウドなどへの対策を行い、広告投資の無駄を省き、パフォーマンスの最適化を実現することを目的に開発しました。このプロダクトを皮切りに、異なる広告主のニーズにも対応していきたいですね。

藤中:広告配信は「枠から人へ」の流れにありましたが、それがまたブランドセーフティやアドフラウドの観点から「枠も重要」という認識が広まりつつあります。次は両社で、ブランド毀損を危惧し、認知度への貢献を気にする広告主向けのプロダクトも開発していく予定です。

    編集協力:株式会社インティメート・マージャー

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