広告マーケティングの専門メディア

食に見る、消費者の知覚の不思議

「そそる。」五感に訴える広告表現

博報堂 板東睦実

人に「食べたい」と思わせるには、味覚だけにとどまらない、五感を刺激することが必要となる。広告メディアを使っていかにして五感を刺激するような情報を伝えることができるのだろうか。30年にわたりコピーを書き続けてきた板東睦実氏から、そのヒントを探ってみる。

メディアは五感を使えない

30数年間、食品のCMをほぼ途切れなくやってきて、自分で思っていることをただ適当に書かせていただきます。人間には、五感というものがあります。視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚の五つです。人の欲求というものの、いちばん原始的なものはこの五つでできている。

その上に、自己顕示欲とか、承認欲求とかいうさらに文化に根差したものもありますが、いちばん根源的なのはこの五つでしょう。この五つの感覚を刺激して、人の欲求を湧き起こさせる。それが広告の一番の機能である、と僕は信じています。

食品の広告に限らず、トイレタリー、自動車、飲料などもずっと長く担当させて頂いていますが、基本的には同じだと思っています。

ですが、ここに大きな問題があります。あたり前ですが …

あと82%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

食に見る、消費者の知覚の不思議 の記事一覧

時代によって変わる、食品CMに求められる“シズル感”
「そそる。」五感に訴える広告表現(この記事です)
おいしさは可視化できるのか!? 味覚センサーで変わるコミュニケーション
体感・体験の場が新しい“おいしい”をつくる
全国ご当地米が大人気 市場の地殻変動はいかにして起こったのか?
コーヒー業界の“プレミアム”旋風に見る 食に求める価値の変化
デニーズのパンケーキ食べ放題がヒットしたわけ
商品をプラットフォームに話題拡散 ガリガリ君の次なる施策とは?
おいしさはコントロールできる
いま旬なコミュニケーションは“体感”! 商戦期のビール・飲料市場から見えたトレンド
話題のアメリカンビーフ 高品質を伝える取り組み
ビジュアルと理由づけで“おいしい”を伝える
脱・メーカー発信!Twitterを活用しユーザーの声を集める
「うま味」とは何か?味の素の体感を介したコミュニケーション

おすすめの連載

特集・連載一覧をみる
宣伝会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する