日本唯一の広報・IR・リスクの専門メディア

           

成果を最大化する仕事の進め方

組織も「ひとり広報」も実践したい 『活用される』業務マニュアルの作成法

森田圭美(ビジネスプラスサポート)

業務マニュアルの存在は、余分なやり取りを削減できるのはもちろん、他にも様々なメリットを組織にもたらします。本稿では、マニュアル作成のステップや、マニュアル化による効果について紹介できればと思います。

マニュアルをつくり始める前に、まずは、何故マニュアルが必要なのか「目的の整理」をしましょう。新規入職者に業務内容を伝えたい、統一できていなかったフローを一本化したいなど、理由を明確にしてください。

次に行うのは、「定型業務/非定型業務」の切り分けです。“マニュアル”というと、ある程度進め方が決まっている「定型業務」の手順を整理したものを想像しがちですが、状況に応じた判断が都度必要な「非定型業務」であってもマニュアル化は可能です。たとえば「この時はこのように対応した」といった過去の事例の蓄積、判断するために必要な情報の参照元リスト、チェックリスト、QA集などもマニュアルです。どのような形で可視化するのが適しているのかを目的に応じて考えてみてください。

「定型業務」マニュアルの作成法

定型業務をマニュアル化する際は、いきなり書き始めるのではなく、の❶ ❷ ❸のようなステップを踏んでみてください。このステップを経てから、実際にマニュアルに落とし込む作業を...

あと59%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

成果を最大化する仕事の進め方 の記事一覧

広報担当者がAIと共存していく道とは?
グーグル広報部長が考える 生成AIによる業務効率化の現在地
『Women's Health』編集長が話す取材したくなるプレスリリースのポイント
『DIME』編集室長が考える、広報担当者に必要なスキル
「広報効果」をどのように測定し説明するか 経営層と現場の意識の一致が鍵に
枯渇しがちな広報リソースの確保に向けて社外パートナーへ依頼することを見極める
プレスリリースで誤字やミスをしないためにチェックすべきポイント~調査リリース編~
写真を使う目的の明確化が肝 記者の目を惹き『伝わる』ビジュアルとは
瞬時に「言語化できる広報」がうまくいく トレーニングのための6ステップ
組織も「ひとり広報」も実践したい 『活用される』業務マニュアルの作成法(この記事です)
プレスリリースで企業の役割明確化 「生活者に響く」切り口提案も
メディア視点の「ニュース性」提案 記者の疑問に先回りする場の開催も
数値を追い過ぎない冷静な視点でフランクなSNS投稿にも企業の品格を
事業の進捗に合わせた発信で本格開始時の話題を最大化
記者を継続して呼び込む 村田製作所の記者発表会づくりの裏側
訴求する10の切り口設定しストーリーに乗せた発信を、カルビーの広報戦略
ダスキン、多事業での情報収集の工夫 クリッピングや他部門との会議
広報未経験でもここまで実践! 社内外からの効率的な情報キャッチアップ
PR戦略会議で「広報」への意識を社内に浸透 ホテルニューオータニの情報発信
共有カレンダーを有効活用し情報共有 少人数で複数ブランドを発信するテクニック
広報会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する