経営トップの交代はメディアをはじめ、ステークホルダーの関心が高まる絶好のPRチャンスだ。近年、新たなトップが就任した3社は、社内外にどんなメッセージを発信したのか。
ジャパネットホールディングス
CIを全面リニューアルし
新体制をアピール
今年1月、創業者で同社の代名詞ともいえる存在の
高田明前社長(右)が退任し、長男の旭人氏が新社長に。
今年1月、ジャパネットホールディングスでは、創業者である高田明氏が社長を退任し、長男で副社長を務めていた高田旭人氏が新社長として就任した。新体制を印象付けるため、社長交代や体制変更に伴う記者会見を実施。メディア約36社が出席した。リニューアルしたコーポレートロゴの前で新旧社長が握手するシーンは多くのメディアに取り上げられた。
このほか、同社では新CMの制作や会社案内、コーポレートサイトのリニューアル、名刺・社員証といったツールのデザイン変更など、様々な施策を展開した。
HD広報・秘書室 チーフの米田哲郎氏は「創業理念をより具体化して実現させるための体制強化であることを発信していきたいです。1月より6社体制になりましたが …
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