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友達のバイト先に行く感覚のカフェ/バーが生まれた経緯

kakeru

kakeruは4月22日、東京・原宿にて「友達がやってるカフェ/バー」をオープンした。

kakeruはこれまでに、コーヒー屋のフリをしたバー「JANAI COFFEE」や、“やだなー”と思う事象を集めた「やだなー展」など、ユニークな事業をプロデュース。今回オープンした店舗は、店員が友達として接客するカフェおよびバー。来店客は「来てくれたんだ!」などと出迎えられ、店名の通り、友達のバイト先に遊びに行っているような感覚が楽しめるというコンセプトだ。

来店客が全国から訪れ、週末の昼間は連日行列ができるほど盛況で、入店までに1時間以上かかることもあるという。実際に体験した人からは「新体験で会話が楽しい」との声が聞かれている。SNS動画は再生回数が累計3000万以上、いいねは150万以上にのぼり、店員への応募人数は300人と、その反響は大きい。

当企画の意図について、代表の明円卓氏は「日本のサービス業には“お客さまは神様”という文化がありますが、もう少し違う体験があっても良いのではと考えました。そこで、お客さまと店舗側の目線の高さを“友達”として等しくすることで、新しい接客を実験しています」と語る。発案したきっかけは、社員旅行中に社員から「近くに友達がやってるカフェがあるので、行ってもいいですか」と言われたこと。その際に、誰もが「友達がやってるカフェ行かない?」と言える体験ができたら楽しそうだと考えた。

特徴的なのはメニュー名。ドリップコーヒーは「大変そうだから、すぐ出せるので大丈夫だよ」、カフェラテは「たしかラテ美味しかったよね?」など、友達に話しかけるような会話形式で注文するかたちになっている。また、「いつも飲んでるやつ」と注文すると、初来店でも店員がランダムにメニューを選び、提供する。

店内。接客する店員には、役者やモデルなどエンタメ業界で活動する人を集めた。目標は、「東京の一つの観光地になること」と、明円氏。

グッズも展開。「Tシャツのデザイン見せて欲しいんだけど(Tシャツ)」。

どの程度の距離感が心地良いのか、微妙なニュアンスの設定に苦労したという。結果的に、テーマパークのような明るさではなく、自分の友達のバイト先をイメージしたフランクな接客スタイルとした。

左から、「元気出るやつ飲みたいな~(クラフトコーラ)」、「この間飲んだ、あのお花が乗ったカクテルってなんだっけ…(フローラルスプモーニ)」。

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