Mizkan(ミツカン)は3月9日、KCJ GROUPが運営するこどもの職業・社会体験施設「キッザニア東京」に、「ぽん酢工房」パビリオンをオープンした。
「ぽん酢工房」では、同社がこれまで一般に公開してこなかった「味付けぽん酢」づくりの体験や、子どもたち自身の顔写真が入った「味付けぽん酢」のメニューカードの作成ができる。これらの成果物は自宅へ持ち帰ることができ、自宅に帰ってから行う“調理”も体験として提供。これらの体験を通して、普段子どもになじみの薄い「味付けぽん酢」について、そしてその先にある食や調理自体への興味関心を高めてもらいたいと考えた。
パビリオンは、オープン当日から連日大盛況。SNS上では、「成果物の味ぽんで調理体験をしてみた」といった投稿も増えており、目的としている「食や調理自体への興味関心の向上」に貢献できていることを実感しているという。
「味付けぽん酢」づくりの体験内容は、子どもたちの関心や集中力を維持するために、あえて手作業でやるパートを加えるなどキッザニアならではの工夫も。実際の工場はオートメーション化が進んでいるものの、あえて手作業にすることで、視覚や聴覚だけでなく、嗅覚や触覚も使った深い体験となった。また、メニューカードから遷移できる特設サイトも開設し、子どもが家族や友人と楽しく簡単につくれる「味付けぽん酢」のメニューを掲載することで、家庭での調理体験への結び付けにもこだわった。
今回の出展は、同社が「未来ビジョン宣言」の中で掲げている「人と社会と地球の健康」の実現を目指したもの。その中でも社会の健康について、社会の仕組みそのものを子どもたちに学んでもらうことが、豊かな社会やよりよい教育につながり、ひいてはそれが社会の健康の実現にもつながるだろうと考えて、出展に至った。