花王は12月15日から、生活者と直接つながる双方向のデジタルプラットフォーム「My Kao」の運用を開始した。
「My Kao」では、暮らしに役立つ情報や、サステナブルな暮らしと社会に向けて花王が進める「もったいないを、ほっとけない。」の取り組みの紹介、花王の各ブランドの旬な情報などを集約して発信していく。あわせて、「My Kao」には、ユーザーとの共創の場となるコミュニティを設置する。
まず開設したのは、ビューティコミュニティサイト「Kao Beauty Brands Play Park」で、社内外の美容の専門家がユーザーの悩みや疑問に答えるコンテンツのほか、各ブランドの会員限定コンテンツなどを展開する。また、EC機能である「My Kao Mall」も設置。これら「My Kao」のすべてのサイトは、「My Kao ID」という共通のIDで結びつける。
「My Kao」の狙いは、顧客理解を深め、よりよいものづくりや顧客体験(UX)の提供を通じて、花王ファンの拡大を行うこと。「My Kao」に登録した顧客の行動データはビッグデータとして蓄積し、それを分析することで顧客のインサイトやニーズを見出し、商品やサービスの開発、「My Kao」のコンテンツの品質向上などにつなげる展望だ。
2024年までには、「Kao Beauty Brands Play Park」に続く、新たなコミュニティサイトをオープンする予定。「My Kao Mall」は、第一弾としてビューティ領域からスタートしたが、今後は家庭用品など、花王の事業領域全般へと広げていく。