ワインの販売を行うエノテカは11月1日、同社のオンラインショップである「エノテカ・オンライン」にて、20代に向けたワインメディア「おどるわいん」を開設した。サイトの企画や編集は20代のスタッフが担当し、タレントを起用したコンテンツなどを通じてワインの魅力を伝えながら、若年層におけるワイン飲用機会の拡大を目指していく。
同社が消費者調査を行ったところ、20代はワインの情報を求めているユーザーが多く、ワインの飲用頻度は低いながらも家飲み習慣があることが分かったという。そこで、若年層にターゲットを絞り、暮らしに溶け込むワインの楽しみ方を伝えることで新たな層の顧客を獲得しようと、当サイトを企画した。
メインコンテンツとして、モデルの貴島明日香さんとお笑いコンビのコットンさんを起用し、日常生活の様々なシーンにワインを足してみるという実験企画を展開。たとえばオンラインゲームが得意な貴島さんは「ゲームとワイン」という組み合わせを体験し、その様子を公開する。
開設から約1カ月の時点で、同社がこれまでに展開してきた記事コンテンツと比較してSNSからの流入が大きく、閲覧ユーザーの若年層比率も高いことから、早速効果を感じているという。ワインを飲む楽しさや人を押し出した企画の立案は、これまでと視点を変える必要があったが、20代のスタッフが当事者として考えることで、読みたい企画を様々な角度から生み出すことができているという。