インターメスティックが運営するメガネブランド「Zoff」は、Zoff初の再生プラスチックから生まれたメガネ「See Blue #14」を、「世界海洋デー」である6月8日から全国のZoff店舗(アウトレット店除く)で発売した。
原料となるプラスチックは、メガネの聖地と呼ばれる鯖江市を有する福井県の若狭湾に漂着したペットボトルや、市中ゴミとして回収されたペットボトル。2月13日に、環境団体や地元の学生など約50名が海岸の清掃活動を実施し、回収した約800本のペットボトルごみを手洗いで丁寧に洗浄して加工した。
メガネの開発は、鯖江市の企業と環境団体との協業で実施。漂着した海外製のペットボトルは品質にばらつきがあるため、メガネに必要な柔軟性や強度のある材料に仕上げることに試行錯誤した。
「See Blue #14」は、男性の顧客を中心に人気で、デザインの良さや軽さが好評。また、「毎日身につけるアイテムにサステナブルな商品を選ぶことで、環境問題に貢献もできていると感じられる」といった声も聞かれた。
当施策は、Zoffのブランドカラーかつ地球を表す青色をキーとして、様々な課題やSDGsへの取り組みを考えていく活動「See Blue Project」の一環として実施。メガネによく使用されるプラスチックに着目して何らかの取り組みができないかを検討していたところ、ペットボトルによる海洋汚染に課題意識を持った鯖江の企業と意見交換する機会があり、今回の取り組みに至った。