コロナがもたらす「家計不安」 続く節約志向に、企業がとるべき対応とは
新型コロナウイルス感染拡大から1年超、生活者の心理はどのように移り変わってきたのだろうか。2020年3月下旬から週次で定点調査を行ってきたインテージのデータを基に、同社生活者研究センター長、田中宏昌氏が解説する。
各種調査を見ると、コロナ禍において人々の不安意識は高い水準で留まったまま。また、コロナ禍だけでなく健康や生活など人生100年時代と言われる今、消費者の不安の種は尽きません。不安だから節約する、不安だから逆に未来のために学ぶ...。不安という心理を読み解くと、消費行動の背景も見えてきます。特集では国内外の調査レポートからその推移を振り返り、生活者の不安に寄り添う企業の取り組みを伝えます。
新型コロナウイルス感染拡大から1年超、生活者の心理はどのように移り変わってきたのだろうか。2020年3月下旬から週次で定点調査を行ってきたインテージのデータを基に、同社生活者研究センター長、田中宏昌氏が解説する。
新型コロナウイルスの世界的な流行は、生活者の価値観を大きく揺るがした。その結果、社会を構成する組織や機関に対する信頼も大きく変動する事態が生まれている。エデルマン・ジャパンが2001年から実施している世界28カ国、約3万3000人を対象に実施した「エデルマン・トラストバロメーター」の2021年の結果をもとに、森田尚子氏と廣野貴士氏が解説する。
グローバル総合広告会社マッキャン・ワールドグループの持つ調査チームMcCann Truth Centralは、2020年3月から2021年5月まで生活者意識に関するオンライン定点観測「Truth About Culture and COVID-19」を実施した。世界と日本の、コロナ禍での価値観の変化について、コウ・イーリン氏が解説する。
世界中を震撼させた新型コロナウイルスの感染拡大は、感染への不安や長らく続く自粛要請により、人々の生活および消費行動に大きな影響を及ぼしている。このような状況において、日本人の消費価値観はどのように変わったのか、また消費者は今何を求めているか。野村総合研究所(NRI)の林裕之氏が解説する。
退職後に待ち構えている、新たなライフステージへの不安。コロナ禍においてシニア世代のオンライン化も大きく進んだが、価値観や行動はどのように変化したのだろうか。朝日新聞社が運営するWebメディア『Reライフ.net』編集長の菊池功氏が解説する。
コロナ禍で大きく変わった働き方。1980年代からビジネスパーソンに向けて発信し続けてきた月刊ビジネス誌『THE21』編集長が、ミドル世代のビジネスパーソンが抱える悩みと、その解消のために企業に期待されることについて分析する。
平時でもプレッシャーの大きい妊娠・出産・育児。加えて子どもの月齢に合わせて悩みが変わることも特徴だ。20~30代の子育てファミリー層のインサイトについて、『ひよこクラブ』の編集長、柏原杏子氏が解説する。
クルマの所有には、多額の購入費用だけでなく、維持費がかかる。しかも、その出費の多くが突発的に起こる。本田技研工業では5月に“新車月額オールインワンサービス”の取り扱いを開始。どのような心理に寄り添おうと開発したのか、その狙いについて、販売部の白鳥大介氏に話を聞いた。
外出自粛やリモートワークによる運動不足は、今多くのビジネスパーソンが抱える悩みだ。しかし、ジム通いを始めるため、そして長続きさせるためには課題が多い。そんな人々の「行きたいけど行けない」を解決する新たなシステムを提案する、ナップワン代表取締役の柿花隆幸氏に話を聞いた。
もしもの時に給付を受けることができる生命保険。しかしいま、従来の「保険」以外で利用者との接点を持ち、その事業領域を広げている。そうしたなか住友生命保険では2021年4月、人々のウェルビーイングを支える「WaaS」構想を掲げた。その取り組みについて、新規ビジネス企画部長の藤本宏樹氏に話を聞く。