デザイン経営への注力と企業の売上成長に相関
企業経営へのデザイン活用度調査
日本デザイン振興会は11月25日、三菱総合研究所と共同で実施した日本企業における企業経営へのデザイン活用度調査の結果を発表した。調査結果によると、「デザイン経営」に積極的な企業ほど高い売上成長を実現し、顧客や従業員とのエンゲージメントも高くなるといった傾向が見られた。調査時期は2020年2月18日から3月26日で、調査対象はグッドデザイン賞に応募実績がある国内企業3944社。41問からなるアンケート調査に519社が回答した。
2018年5月に経済産業省および特許庁によって発表された「『デザイン経営』宣言」では、「デザイン経営」を“デザインを企業価値向上のための重要な経営資源として活用する経営である”と定義している。本調査は、デザイン経営に取り組む企業の活動データを示し、デザイン経営がどのように機能しているかを可視化することで、デザイン経営の一層の促進を図ることが目的。全国規模では初めてとなる。
調査にあたり、三菱総合研究所のほか...