登竜門をくぐり抜けた若手デザイナー3名が集結
JAGDA 新人賞展2020 佐々木俊・田中せり・西川友美
JAGDA 新人賞を獲得した1名の展覧会が、9月8日よりクリエイションギャラリーG8にて開催される。
日本グラフィックデザイナー協会(JAG-DA)は、現在、会員数約3000名を誇るアジア最大規模のデザイン団体だ。JAGDAの発行する年鑑『Graphic Design in Japan』では、出品者の中から、今後の活躍が期待される39歳以下のグラフィックデザイナーに「JAGDA 新人賞」を1983年来、贈っている。この賞は、いまや第一線で活躍する113名のデザイナーを輩出していることから、デザイナーの登竜門として、デザイン・広告関係者から注目を集めている。38回目となる今回は、新人賞対象者145名の中から、佐々木俊・田中せり・西川友美の3名が選出された。
本展では、3名の受賞作品および近作を、ポスターや映像などを中心に紹介する。
JAGDA 新人賞展 2020 佐々木俊・田中せり・西川友美 | |
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9月8日~10月15日まで。クリエイションギャラリーG8[東京・中央区] |
東京・品川の原美術館 閉館前最後の展覧会
光―呼吸 時をすくう5人
原美術館の閉館前最後の展覧会となる「光―呼吸 時をすくう5人」が来年1月11日まで開催される。
本展は、「慌ただしさの中で視界から外れてしまうものに眼差しを注ぎ、心に留め置くことはできないか」という想いから企画が生まれた。今井智己や城戸保、佐藤時啓の写真を中心とする表現に加え、原美術館のコレクションから佐藤雅晴のアニメーションと、リー・キットのインスタレーションが展示される。そこにある時間や空間に光をあて、自身を取り巻く社会の息遣いを形にし続けている5作家たちの作品を通し、見る人の心に深く語りかける。
1979年、原美術館は東京・品川にある実業家 原邦造の邸宅跡地に開館した。建物の老朽化とバリアフリーなどの観点から、今後は、群馬県にて別館のハラ ミュージアム アークと集約し「原美術館 ARC」として活動をしていくという。
光―呼吸 時をすくう5人 | |
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9月19日~2021年1月11日まで。原美術館[東京・品川区] |