信じることから物事が立ち上がる
第22回グラフィック「1_WALL」グランプリ受賞者個展ちぇんしげ展「《壽桃》壽レ桃」
(ももまんじゅう ももヲ ことぶク)
第22回グラフィック「1_WALL」グランプリを獲得した、ちぇんしげ。1993年に台湾で生まれ、現在は武蔵野美術大学大学院に在籍。アジアの風土を糧に体感した“亜細亜”を多様な媒体を利用して記録しながら、ポストコロニアルから切り離す作法を試みている。「1_WALL」では、モチーフのユーモラスなつながりや鑑賞者の目を留めさせる力のある作品として高く評価された。
言葉の不確かさや言葉自体への疑いを起点に、絵画やイラストレーション、ミクストメディアによる立体など、さまざまな技法や素材を用いて展開する作品は、信じることから物事が立ち上がること、余白から新たな創造が生まれることを意図している。
今回の個展では「桃饅頭(まんじゅう)」をテーマに、そこから広がるイメージの連続、言葉遊びから派生する作品群を展示する。2021年2月4日には、グラフィックデザイナー 菊地敦己とのトークイベント「私はあらゆる事象中にてぶれる傍らゆとりを詮索するべき」がオンライン配信される(要予約・無料)。
第22回グラフィック「1_WALL」グランプリ受賞者個展 ちぇんしげ展「《壽桃》壽レ桃」(ももまんじゅう ももヲ ことぶク) | |
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2021年1月26日~2月20日 ガーディアン・ガーデン[東京・中央区] 11時~19時 休館日:毎週日曜、祝日 観覧料:無料 ◆お問い合わせ→ガーディアン・ガーデン 03-5568-8818 |
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