
信濃毎日新聞は10月18日、創刊150周年を記念した「長所県長野県~素晴らしき日々のそばに~ 」プロジェクトの一環で、「そば新聞」を発行した。
長野を代表する情報媒体として伝えるべきは「県の魅力」
信濃毎日新聞は、7月5日に創刊150周年を迎えた。
これを記念して、“長野県には、長所しかない。”というメッセージを発信するプロジェクト「長所県長野県~素晴らしき日々のそばに~」を開始。
10月18日に長野県の名産品である、そばに長野県の長所を印字した信濃毎日新聞史上初の「そば新聞」を発行した。
7月5日に実施した第1弾の企画では、縦に長く伸ばす長体文字を使用した「長体新聞」の広告を展開するとともに、X(旧Twitter)では創刊150周年にちなみ、長野県の長所150選を発信。
第2弾となる今回は、名産品のそばの乾麺に、第1弾で取り上げた長所150選の中から、厳選した15点を食用インクで印字をするというインパクトのある企画を展開した。
周年の節目に、長野県民に地元の魅力を再認識するきっかけづくりに、また県外の人々にも広く長野県の長所を発信しようと企画したと話すのは、信濃毎日新聞社東京支社営業部の岩垂慶氏。「長野県が抱える課題のひとつに、若年層の県外流出問題があります。長野県は首都圏や中京圏へのアクセスに恵まれており、人口が流出しやすい環境にあるのかもしれません。県民が地元の魅力に気付けていないことも、その一因なのではと考えていました。そこで第1弾のプロモーションでは、『長所県長野県』というキャッチコピーを掲げ、今回の取り組みがなるべく多くの方々にリーチするよう紙面だけでなくWeb、SNSなどクロスメディア展開による情報発信を実施しました」。
名物の「信州そば」を媒体にユニークでインパクト大な広告
7月5日発行の信濃毎日新聞に掲載した30段広告では、紙面を90度横に回転させて、離れたところから見ると文字が浮かび上がるという仕掛けで、「視点を変えれば、長野県には非常に多くの長所がある」というメッセージを読者に投げかけた。