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広告業界トピックス

東京大会に活かせるヒントがある-リオデジャネイロオリンピック・パラリンピック

日本イベント産業振興協会 主任研究員 越川延明

人の力で問題を乗り越え満点ではなく満足する大会

1 パラリンピック開会式が終わり、紙吹雪が舞うフィナーレの場面。
2 パラリンピックトライアスロンでゴールに向けて走る選手をスタンディングオベーションで迎える観客たち。

日本選手団の活躍もあり、ここ数年の大会で最も注目度が高かったと言えるリオデジャネイロオリンピック・パラリンピックが終了した。開催前には準備不足が指摘され、大会が始まってからも問題点が残されたままのこともあったが、始まってしまえば運営スタッフのポジティブでルーズな雰囲気がそれらを含めてリオ大会のイメージを強いものにし、大会を盛り上げていた。オリンピック・パラリンピックには完璧なものが求められると思ってしまい、悪い面が目についてしまうが、最終的に人の力で乗り越えることができるならば、100点満点を目指す必要はない。そう考えると現在、日本で持ちあがっているのは大した問題でもないことが多く、日本のよい面をもっと伸ばすために労力をかけていった方が満足度を上げられると感じた。

これは運営側だけでなく、来場者にとっても同じことが言える。オリンピックですら空席の目立つ会場があり、パラリンピックではそれ以上となる競技も見られたが、1人で何人分もの声援を贈るブラジル人が、自国の選手かどうかにかかわらず良いプレーに万雷の拍手をするため、超満員であるかのような感覚を覚えることもあった。現在、日本ではオリンピック競技でも集客に苦労をしていることがあるため、ファン層の拡大や取り込み、スポーツを楽しむ習慣を根付かせようとしている動きもみられる。会場を満席にしていくプロモーションも重要だが ...

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