
SNSを利用した選挙はこれから本格的になるのだろうか(三宅氏の「選挙フェス」新橋駅前SL広場にて)
今年の7月は、参議院選挙があり、その後すぐに東京都知事選挙も公示され、世間は少し騒がしい。選挙とITといえば、オバマ大統領が2期目の選挙の際にFacebookなどのソーシャルメディア(SNS)を利用して若者の支持を広げたり、ネット上の行動データを分析して選挙戦略を立てるといったことが話題になった。
今回の日本の選挙でもTwitterやFacebookは使われたのだろうか。NHKの「どこまで届いた”ネット選挙”」によれば、389人の候補者の60%がTwitterを利用した。一方で、1日あたりの投稿数は2012年の参議院選挙よりも減少したという。18歳まで選挙権が拡大されたのだから、もっと増えても良さそうだが、これは意外な結果だった。
こうしたネット選挙を体感しようと、東京選挙区から立候補していた三宅洋平氏の演説会を見に行った。三宅氏は、LINEやYouTube、Twitter、それにFacebookを駆使した選挙戦を展開。落選こそしたものの25万票余りを集め、当選枠6名のところ、得票数は全体の9位だった。…
あと66%