今まで以上に求められ見直される体験型イベント
この夏も数多くのイベントが開催され、「体験型イベント」という表現で告知されるイベントが目立っていた。イベント自体が非日常の体験ではあるが、コンサートやプロスポーツイベントなど、観戦が中心となるイベントもあることから、あえてこのように表現することで、自ら楽しむことができる十分なコミュニケーションが設定されているように見せているとも考えられる。
イベント自体は目的達成のための手段であるため、現在は主催者の意向として体験が今まで以上に求められていることがわかる。イベントの成果として考えられていることには参加者の意識や行動の変容と情報拡散があげられる。前者については直接体験の場であるイベントは得意なものとして考えられてきた。情報だけならばいくらでも手に入る社会になってきてはいるが、「モノからコトへ」の流れが浸透し、カタログでは測れない魅力を、体験を通じて理解してもらい、ロイヤルティを高めていこうとする点からもイベントが見直されている。後者については...
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