第32回「企業広報大賞」は三菱商事、「逃げない姿勢」が評価
経済広報センターは8月4日、優れた企業広報活動を実践している企業や経営者、企業広告の実務者を表彰する「企業広報賞」の受賞企業、受賞者を発表した。
第32回となる今年は、三菱商事が企業広報大賞を受賞。企業広報賞の選考基準は、「社会から期待され求められているものを見極め、それを経営に反映させるとともにステークホルダーに対し企業活動の的確な情報を発信・伝達し、社会に貢献している企業であること」。三菱商事は、厳しい局面でも、経営方針や事業内容を正確に伝える姿勢や、東日本大震災から5年が経った今でも、支援活動を継続していることが評価された。
また、企業広報経営者賞は、三越伊勢丹HDの代表取締役社長執行役員の大西洋氏、そして、りそなHD取締役兼代表執行役社長の東和浩氏が受賞した。大西氏の受賞理由として、百貨店業界の発信源として積極的なトップ広報を実施したことや、従業員の働く環境の改善が挙げられた。東氏については休日・夜間のサービス提供や印鑑レスで口座開設ができる店舗の新設など、先進的な「りそな」独自のサービスと差別化戦略を進めたことが評価された。
また、功労・奨励賞には、キリン執行役員CSV本部 コーポレートコミュニケーション部長の藤原哲也氏と、ローソン常務執行役員 コミュニケーション本部長兼CHO補佐の宮﨑純氏が揃って受賞した。
コーセー「Visee(ヴィセ)」の広告が「読者が選ぶ・講談社広告賞」を受賞
読者の投票により、もっとも心に響いた雑誌広告が選ばれる第38回「読者が選ぶ・講談社広告賞」の贈賞式が7月27日、東京・帝国ホテルで行われた。
本年度の「広告大賞」には、女性向けファッション雑誌『ViVi』5月号に掲載されたコーセー「Visee(ヴィセ)」の広告が受賞。コーセーは過去、第35回、36回でも女性誌部門大賞に選ばれている。コーセー執行役員・宣伝部長の北川一也氏は、「カメラマンなどプロスタッフの手配から、撮影現場の仕切りまで、すべて社内で行った。普段は代理店やプロダクションなどといつも競いながら …