「ポケ・プロモ」現象が、プロモ界の新たな「火種」に!?
一大旋風を巻き起こし、単なる流行というよりも、大勢の人々の行動を変え「社会現象」となった「ポケモンGO」。
とはいえ、株価だけで見れば、騒がれたほどの経済効果は、なかったようだ。
しかし、プロモーション業界では、都知事選とも相まって、「SNS拡散」と「ポケモン騒動」が、『これからのプロモーション観』をすっかり変えてしまった。
「ポケノミクス」ならぬ「ポケ・プロモ」が、業界の合言葉にさえなっている。ところが今、プロモーション業界において新たな「問題」を引き起こしているのだ。
もともと、特に大手の広告会社は、「話題づくり」が得意。かつては、大量のマス媒体出稿で、話題づくり、流行づくりを仕掛けてきた。しかも、デジタル・テクノロジーの進展が、より効果的な消費者参加を可能にしたのだ。
ターゲット層は、どんな話題に敏感か?どんなコトや言葉に気持ちが惹かれるのか?どんな映像が心に焼き付くのか?
時代の風を捉え、そこに「話題」を仕掛けるプロ集団は、昔も今も、広告会社という特殊な競争機構の中で、脈々と受け継がれ、力を蓄えている。
ここではもちろん、マーケティング、つまり、得意先商品の販売促進という大きな目的は最重要事項だ。だが同時に...
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