プロモーション費は、前年割れ
電通調べによれば、2015年の総広告費は、前年比100.3%。そのうち、「マスコミ四媒体広告費」(衛星メディア関連を含む)は、2兆8699億円、前年比97.6%。「インターネット広告費」は1兆1594億円(同110.2%)、スマートフォン・動画・新しいアドテクノロジーを利用した広告が堅調に伸長し、全体をけん引した。
「プロモーションメディア広告費」に付いては、前年比99.1%(2兆1417億円)で、Webとリアルのすみ分けが進み、リアルな体験への欲求に応える「展示・映像ほか」やサンプリング、ポップアップストアなどのリアルプロモーションが注目されたと分析している。前年増は、屋外広告、POP広告、展示・映像の3分野だけだった。
「屋外広告」は同100.5%(3188億円)で、東北地区の復興需要や北海道・九州・関西地区への外国人観光客の増加に伴う広告板出稿がけん引し、微増。
「POP広告」は同100.3%(1970億円)で、デジタルサイネージやモニターを埋め込んだディスプレイなど、比較的制作費の高いPOPが増加した。購買行動のオムニチャネル化が進む中、改めてリアルな店舗の重要性が高まり …
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