観光とイベントの一体感を強める
ここ数年、訪日外国人数も順調に増えており、いよいよ年間訪日外国人2000万人時代に入ってきている。観光庁の調査報告※によると、日本国内での消費額である旅行中支出の平均は15万346円となっており、その市場規模は3兆円にもなる。
日本では人口減少が課題となっている状況を考えると、今後も増え続けていくことが予測される訪日外国人は、経済活動においてますます重要になっていく。これまで以上に観光とイベントの一体感を増して取り組むことが求められる。
訪日目的の構成を見ると、観光・レジャー(71.1%)と業務(16.9%)の二つで9割近くを占め、イベント(0.5%)を目的とした来日は少ない。一方、日本滞在中にあると便利な情報ではイベントとの回答が14.1%と、訪日目的の割合に比べると高い(図1)。イベントは短時間でエッセンスを体験することができるため、イベントを通じて生活・文化のメリハリも体験したいという気持ちもうかがえる。
これは「今回したことと次回したいこと」の質問に対し ...。
あと56%