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さらなるユーザー満足を目指し、デジタルマーケティング分析を強化

日本アイ・ビー・エム

オールアバウト×日本アイ・ビー・エム
様々な分野の専門家が最新情報を発信する総合情報サイト「All About」の運営などを行うオールアバウトの創業は2000年。事業が拡大し、提供する情報価値が多様化する中でより一層のユーザー満足向上を目指し、デジタルマーケティング分析の強化を目指す。

写真右から、オールアバウト執行役員CIOの城本徳史氏、「Digital Analytics」の導入をサポートした日本アイ・ビー・エムのソリューションコンサルタント中西由紀氏。城本氏はリクルートを経て、2000年に創業者である現・代表取締役社長の江幡哲也氏に誘われ、立ち上げから参画。現在はCIOとして、技術部門を中心に統括する。

――2000年の創業以来、オールアバウトさんは事業の核である総合情報サイト「All About」内のコンテンツはもとより、グループ全体として事業領域が拡大しています。

城本▶ 総合情報サイトである「All About」は、「ガイド」と呼ぶ、各領域の専門家が発信するコンテンツをもとにしたサイトですが、開設以来コンテンツの量と種類が増加し続け、現在ガイドの数は870名、配信テーマは1295に及びます。その他にも、社内の編集部とガイドが厳選してつくるまとめ記事や、ユーザー投稿サービス、電子書籍や動画など、コンテンツのスタイルも多様化しています。

また今年7月にはカーコンビニ倶楽部と合同で会社を設立し、中古車の個人間売買支援サイト「カーコン・マーケット」をオープン。CtoCビジネスにも参入しています。グループ会社のオールアバウトライフマーケティングでは、以前から「サンプル百貨店」というサービスを運営していますし、グループ全体で見ると、ユーザーに提供する“情報”が大きく広がってきました。当社の目指すビジョンは情報を通じ、「個人を豊かに、社会を元気に」することなのですが、扱う情報は総合情報サイト「All About」で発信する専門家を中心とした記事だけにとどまらなくなっています。

――情報価値が多様化する中でも、より一層のユーザー満足を目指そうと、IBMのデジタル・マーケティング最適化ソリューション「IBM Digital Analytics (デジタル・アナリティクス)」を導入したそうですね。

城本▶ これまでも、毎年サイトのデザインやレイアウトの改善を行ってきましたが、さらにユーザーごとの利用傾向の詳細な理解と広告商品の最適化、そして社内の分析業務の効率化を実現するため、今回導入を決めました。

「カーコン・マーケット」や「サンプル百貨店」のような事業では、従来のメディアビジネスとは、ユーザーが求める価値もマーケティング分析の指標も異なります。「Digital Analytics」にはアトリビューション分析機能もあるので、「All About」のユーザー満足度を高め、メディア価値を高めていくためだけでなく、新たな事業における売上の拡大にも貢献してくれるのではないかと期待を寄せています。

中西▶ 他社のツールとも比較検討されたと聞きました。最終的に「Digital Analytics」導入を決めた理由はどこにありますか。

城本▶ 長期的に見ると、他社のツールに比べてROIが高いということ、そして分析のカスタマイズがしやすい点です。当社では200本以上の定期レポートを出力しているので、分析項目を柔軟に設定できる応用力のあるツールが必要と考えていました。今年の3月に導入を決め、7月までは導入設計とテスト分析を繰り返し、8月から本格的に実データが取れるようになる予定ですが、すでに社内の期待は高まっており、各部署からの問い合わせも増えています。

――「Digital Analytics」は、実際にはどの部門が活用されますか。

城本▶ 運用の責任は私の部門で担いますが、ツールの利用自体は全社に解放していく予定です。ただある程度の基礎知識がないとデータから間違った結果を導き出してしまいかねませんので、社内向けに勉強会を開催し、まずは使いこなせるキーパーソンとなる人を5~6名程度つくり、運用していこうと考えています。

キーパーソンとなるであろうと考えている人たちは、これまでもデータ分析・レポート制作を担当していた知識のある人たちです。彼らは、これまで納得のいくレポートを作るために数日間、エクセルと格闘する…といった事態も生まれており、業務の効率化に貢献できればと考えています。また、これまでは無料の分析ツールを使っていたため、あくまでサンプリング集計しかできず、正確な実数結果を見るには、私たちシステム部門に集計を依頼する必要がありました。そこで生まれる時間的なロスを解消するためにも、「Digital Analytics」の導入にメリットを感じています。

総合情報サイト「All About」の月間PV数はPC経由が約7000万、スマホ経由が約1億で2013 年の8月にスマホのPVがPCを逆転した。「PCの場合は約7割だった検索経由の流入が、スマホでは約4割などの違いがあり、サイトの見られ方も異なっている。『Digital Analytics』のデバイス別分析機能も活用し、スマホユーザーにあった情報発信のスタイルを模索していきたい」と城本氏は話す。

技術をマーケティングに活かせるエンジニアを育てたい

――オールアバウトさんでは、システム開発や運用の内製化を進めていると聞きました。

城本▶ 現在は「All About」を開設した当初に比べ、様々な情報を提供するWebサービスが次々と増加しています。そういった中でも競争優位性を保ち続けるためには、企画や改善の実行スピードを飛躍的に速める必要があり、2009年以降、本格的にインフラと開発の内製化を進めてきました。「Digital Analytics」の導入により、実現する集計・分析機能の効率化は、システム部門が本来のミッションに最大限、力を注げる環境を作る上でも意義があるものです。

中西▶ 今回、オールアバウトさんのような日本を代表するメディア企業に導入いただき、非常に光栄です。早く分析結果が出て、事業に活かしていただきたいと思っています。

城本▶ 高度な分析を行うとは言え、データはあくまで手段。数字だけを追うのではなく、最終的にお客様の満足をいかに高めるか、そのために、さらにメディアを成長させるために活用をしていければと考えています。

私はシステム部門の役員ではありますが、部下であるエンジニアの中から技術をマーケティングに活かせるスキルを身に着けた人材を輩出できればと考えています。これからの時代に活躍できるエンジニアは、指示された集計を行うだけでなく、各種データの意味と重要性を理解し、ユーザーの行動を理解し、サービス改善提案できる力も必要だと思うからです。

これまでのシステム部門はデータについては集計を担うことが中心でしたが、今後は優れたツールを用いたデジタルマーケティングを実現できる人材を育成していければと考えています。

(本文中・敬称略)

「IBM Digital Analytics」とは?

「Digital Analytics」は、IBMのデジタル・マーケティング最適化ソリューションの中核製品。サイトの訪問者セグメント別の分析、インプレッション計測とアトリビューションモデリング、デバイス別分析などに対応する。また、Digital Analytics独自のLive Profile(Lifetime Indivisual Visitor Experience)という、SNS/Eメール/検索連動型広告など、ユーザーのあらゆる行動を過去にわたって一元管理できることが特長であり、それにより訪問者プロファイルを加味したWeb分析・最適化が可能となる。

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