次世代放送へ、フォーラム設立
現行テレビのハイビジョンの4倍の解像度を持つ「4K」と16倍の「8K(スーパーハイビジョン、SHV)」など、次世代の放送サービスの「前倒し」の実現を目指し、「次世代放送推進フォーラム(NexTV-F)」が設立された。総務省の旗振りのもと、放送、通信、放送機器メーカーなど21社が集結。「"産学官"一体のオールジャパン体制」で、世界をリードすることを狙う。
オールジャパン体制で推進
NexTV-Fは、昨年11月から今年5月まで開催された総務省の「放送サービスの高度化に関する検討会(放送高度化検討会)」での検討を受け、5月7日に設立(法人登記)。6月17日には設立発表会が行われた。検討会の座長を務め、理事長に就任したのは、東京大学大学院情報学環長・教授の須藤修氏である。
須藤氏は、発表会でフォーラム設立の経緯と目標を説明。「次世代テレビの標準となる技術、コンテンツ制作、サービスモデルを日本から発信することは国際貢献でもあり、日本の自信につながる」と語った。
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