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SNS広報

大学生4人に聞いた目に留まる企業アカウントの共通点

多くの企業を悩ませる、10~20代の若年層との接点創出。そのためにSNSを活用する担当者も多いはず。そこで大学生4人を集めて座談会を開催。「惹かれるアカウントの特徴」「こんな投稿は共感できない」など、本音に迫った。



大学4年生。内定先のインターンでSNSアカウントの運用を担当。

大学4年生。スポーツは観るのもするのも好き。

大学4年生。就職活動に奮闘中。

大学3年生。趣味はアニメ鑑賞で、大学では「オタク心理」を研究。

企業の姿勢はユーザーに伝わる

SNSのコンテンツがあふれ、投稿が拡散されるハードルが上がっていますよね。その中でも、私が最近Twitterで拡散したのは「WBCで日本が勝利した瞬間の投稿」です。身近にスポーツ観戦が好きな友達が多く、自分も含めて皆で同じものを観て、同じ気持ちを共有している感覚があって。仲間うちで共感できることは拡散したくなりますね。

私は、「ホットペッパービューティー」とTVアニメ「推しの子」がコラボした投票キャンペーンのTwitter投稿をリツイートしました。「推しの子」のキャラクターが最も投票された髪型でCMに登場する企画なので、推しに「自分好みの髪型」になってほしくて。

企業がアニメやキャラクターなどの“推し文化”をキャンペーンに使うと、ファン層にもリーチできそうですよね。一方で批判や炎上につながるケースもよく見ます。起用したアニメなどへの理解やリスペクトが見られないとファン層が支持せず、炎上しやすい印象です。「これを使えば“バズ”れる」という企業側の魂胆が見えてしまうというか…。

私はスポーツ関連で、「●●チーム優勝」などと紐づけたリツイートキャンペーンをよく見かけます。そのチームを純粋に応援している気持ちが表れている施策には参加したくなりますが、「優勝」と関連付けて自社をPRしている姿勢が投稿に見えると良い気持ちはしません。その施策を行う必要性が見えず、便乗している印象が強いので。

SNSに向き合う姿勢も投稿から透けて見える気がします。例えば「過去に“バズった”SNS施策を考えなしに真似しただけだな」とか「とりあえず、ユーザーに参加させようとしているな」とか。逆に施策を実施する際に企業が「私たちにはこんな思いがあり、だからこのアニメを使って、こんな施策を一緒にやりたい」と丁寧に説明しているものは、ユーザーの共感を得やすいのではないでしょうか。

図1 共感できない!SNSの公式アカウントを使った施策の失敗例

● 施策に起用するアニメなどへの理解やリスペクトが感じられない。
(「このアニメを使えば、ファンは拡散してくれる」という企業側の狙いが見えてしまう)

● その施策をその企業がやる必然性が感じられない。
(「SNSで“バズ”っている施策を真似しただけだな」という印象に)

➡どうすれば共感されるのか
「なぜ我々がこの施策をするのか」
企業の思いや...

あと60%

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