TikTokで盛り上がりを見せる「縦型ショートドラマ」。短尺でストーリーを展開していくこの手法を活用することで、若い世代とのコミュニケーションを図る事例も出てきた。
男性がひざまずき「オレのことを支えてほしい」とコートの胸ポケットに手を入れる。「これってまさか、プロポーズ!?」と期待する女性に向けて一言。「下川町でオレの部下にならないか!?」取り出したのは、指輪ではなく、下川町が取り組む事業について書かれたフリップだった──。
これは、三菱UFJ銀行がTikTokで配信したショートドラマ「どうする?私」のワンシーン。モテ期が来た主人公の女子大生が、6人のイケメンに呼び出され、告白されると思いきや、北海道の自治体事業について熱く説明される、というストーリー展開。2023年2月に予告編と本編6本(各2分程度)を公開し、総視聴回数は220万、いいね数は1万5000を超えた。視聴者の9割がZ世代。事業内容に言及するコメントや地域を応援するメッセージも届いた。
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