日本唯一の広報・IR・リスクの専門メディア

           

SNS広報

プラットフォーム側の仕様変更に備えSNS運用担当者ができることとは?

重枝義樹(ガイアックス)

2022年のTwitter買収に伴い、認証バッジ有料化等の仕様が変更されたように、プラットフォームは進化していくもの。そう捉え、企業アカウント運用にあたっては、プラットフォームの動向を注視しておきたい。ではどのような備えが必要か。

―ここ数年のSNSプラットフォームの動向とは?

昨今、SNSプラットフォームは、どこもアルゴリズムが似通ってきています。これはおそらくTikTokとYouTubeの成功に影響を受けてのことですが、キーワードは「パーソナライズ」です。

ユーザーがフォローしているアカウント群の投稿内容の傾向、ユーザーが投稿する内容の傾向、ユーザーが検索・反応する投稿内容の傾向が、プラットフォームによって分析され、その傾向に基づいて判断された「ユーザーの興味関心」に響く投稿が優先的に表示されるようになってきています。加えて、フォローしていないアカウントの投稿がユーザーのフィードやタイムラインに多く登場するようにもなりました。

「ユーザーの興味関心の重視」と「フォロー/フォロワー関係の影響力の低下」。この新しい傾向を適切に反映した企業アカウントはまだ少ないのが現状です。対応するのであれば、「ユーザーの興味関心」に沿った投稿を重点的に行うことになります。依然として企業アカウントには多様なトピックを扱うことを求める傾向がありますが、一部の企業では、投稿する話題を絞ったり・・・

あと60%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

SNS広報 の記事一覧

自社らしさをインプットしてから指示 ひとり広報のアドバイザーに
SNSに求められる「社会性・人間性」 リスクを考慮し、依存しない姿勢を保つ
自身では思いつかない語彙でツイートを支援 AIが広報のコミュニケーションを加速させる
明日から使える!SNS動画撮影術
興味を惹き観続けたくなる、拡散される 再現性ある『バズ』を生み出す3つの仕掛け
大学生4人に聞いた目に留まる企業アカウントの共通点
3年でフォロワー数は9倍以上に わかさ生活に学ぶSNS投稿術
企業とステークホルダーをつなぐ存在に 個人アカウントで広報活動をする理由
三菱UFJ銀行、TikTokショートドラマで自治体の事業紹介 220万再生
「飲みながら聴きたい音楽」約2300件応募 SNSで焼酎が身近に
開店前、早朝の動画撮影が日課 地域スーパーの店員によるショート動画活用
目的に応じたInstagram投稿の切り口、水まわり豆知識からハイスピード映像まで
TikTokは認知、YouTubeは興味喚起 ファン育成の段階ごとに6つのSNSを使い分ける
企業イメージを守るには、パーパスに基づく「運用方針」を
海外で企業活用が進む SNSプラットフォーム6選
プラットフォーム側の仕様変更に備えSNS運用担当者ができることとは?(この記事です)
企業のSNSアカウントを任されたら、押さえておくべき10のこと
広報会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する