経営者の発言、ビジネス上の失敗、社員の質、注目される広報担当者……。ベンチャー企業にはネット上で炎上しやすい「火種」が無数にあふれている。投資家でブロガーの山本一郎さんが、炎上リスクと向き合う基本姿勢を解説する。
- 不用意な発言、望ましくない内容
ネット社会の嫌気に触れ、経営者の発言などが叩かれ炎上するパターン - ビジネスの失敗を回復するためのPRでさらに炎上
失敗をリカバーするはずのPRや謝罪文が、逆に炎上を引き起こすパターン - 社長の個性が強すぎる
- 労働体制や採用方法、賃金の問題
- クライアントや関係者の告発
要注意! よくある炎上パターン
そのほか派生系
LIG、ログバーの大炎上
炎上は、企業のPRとしてプラスでしょうか、マイナスでしょうか。
よくあるケースとしては、会社として広報担当者が「良かれ」と思って行ったPRが、思ってもみなかった受け取り方をされて大炎上するといったケースです。
ウェブ制作会社のLIG(リグ)という会社は、イケてるデザインで担当者があれこれ馬鹿をやりながら記事に仕上げていくという仕組みでPRを続けていて注目されています。会社のブランディングと若い社員のエネルギー、また組織として培っている技術をうまく表現しています。
このようなノリは基本的にはウェブ界隈のカルチャーとしては好意的に受け止められることが多く、数多あるウェブ制作会社の中でも実力は別として一定の知名度を獲得するという点で成功しているケースです。
しかしながら、炎上する事例がまったくないかというとそんなこともなく ...
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