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廃業を経験したからこそ培った Beatrobo浅枝社長のメディアとの付き合い方とは

Beatrobo 浅枝大志社長

浅枝大志(あさえだ・ひろし)氏
1983年生まれ。青山学院大学卒。デジタルハリウッド大学院修了。2005年に美容室を創業、2006年に仮想空間を専業としたメルティングドッツを創業。2011年12月、ソーシャル音楽サービス「Beatrobo」をリリース、CEOに就任。

世界初技術で音楽を共有

「スマートフォンのイヤホンジャックに差し込むだけで、簡単に動画がシェアできる。ほら!すごいでしょ?これをスマホ世代の全員に使ってほしいんです」─。

そう生き生きと主力商品である「PlugAir(プラグエア)」の説明をするのは、Beatrobo(ビートロボ)(米・カリフォルニア州)代表取締役兼CEOの浅枝大志氏。同社では、友人とYouTube上のお気に入りの音楽をシェアできるサービス「Beatrobo」を展開するほか、スマートフォンのイヤホンジャックに差しただけで音楽や動画が共有できるデバイス「PlugAir」をビジネス向けに販売。これは、プラグ内に指定されたダウンロードを許可するキーを認識させ、自動的にスマートフォン内に音楽がダウンロードされるという世界初の技術を使用した商品だ。

2013年11月の発売以来、リンキンパークや浜崎あゆみ、TM NETWORKなど人気アーティストのツアーグッズとして販売され、即完売するほどの反響を得て、現在までに数万個を売り上げている。

また、特筆すべきは海外での知名度の高さだ。Beatroboはそもそも海外での利用を見込んでいたため、日本でのリリース前から海外から事業をスタート。米国発で話題になり、日本のメディアが“逆輸入”して取り上げるという、珍しいケースだ。

“担ぎ上げられた”9年前

WBSから“再び”取材
『ワールドビジネスサテライト』の大江麻理子キャスターから「PlugAir」に関する取材を受ける浅枝さん。実はメルティングドッツ時代にも同番組から取材を受けたことがある。

実は浅枝氏は、9年前、メディアから“時代の寵児”として引っ張りだこになるという経験をしている。2006年 …

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