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ライブコマースコンテンツ制作の注意点

横田亮介(Candee)

2020年11月現在、コロナの影響で様々なリアル店舗がダメージを受ける中、各ブランドは急激なスピードで販路をオンラインへシフトする動きを取っている。そんな中、ライブコマースの実施を決めた企業も多いだろう。今回はそんなライブコマースを始めようと考えている方のために、ライブコマースでのコンテンツ制作、演出上での注意点を挙げていこうと思う。

適切な紹介時間とトークがカギ

ライブコマースコンテンツ制作上の主な注意点は①商品の紹介時間②商品の説明の2つだ。

まず①について、ライブコマースの販売方法の特徴として、短時間での瞬発的な売上が挙げられる。配信内で複数の商品を販売する際に、時間単位で見ると最も売れるのはその時にライブで紹介している商品だ。さらに「よく売れる」ブーストのかかった状態というのはだいたい5〜15分ほどとかなり短い時間。そのため、ひとつの商品を紹介する時間はだいたい上記時間内に設定するとちょうど良いだろう。

それ以上紹介の時間を長くしてしまうと、初めから視聴しているユーザーが飽きて離脱してしまう可能性があるほか、途中から見始めたユーザーにとっては説明の途中から参加することになり商品説明が刺さらない可能性がある。

そのため、ライブコマースでモノを販売する際は回転率を上げて、次から次へと商品を紹介する構成が良いだろう。三越伊勢丹のライブコマースでも配信時間が約48分、その中で6商品を紹介し、1商品あたりに取る時間は単純計算で約8分となっている。

次に②の商品の説明方法について。商品説明、演出には「ビフォーアフターで商品のギミックを見せる方法」や...

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