ガラスが大好きだ。ガラスというのは強くもあり、儚くもあり、美しくもあり、時には鋭い姿も見せつけてくる。どこか神秘的で魅惑的な生き物のようだ。ガラスの最高峰といえばバカラであろう。あの透明感とクオリティは圧倒的で、熟練の職人が一つひとつ吹きガラスでつくり上げているとは信じがたいが事実で、心から尊敬する。昔、吹きガラスを習っていた時期があったが、全く手に負えず2年で脱落した。それ以来、美しいガラス製品を見ると尊敬と憧れの目で見るようになった。
すべてがガラス素材のボトル
つい最近素敵なガラス瓶に出会った。その商品はARTS&SCIENCEで売られていた。ここはオーナーのソニア・パーク氏独自の商品とインポートものを扱う、こだわり抜かれた物たちが並ぶお店だ。一歩店内に入るとA&Sの世界に引き込まれ、ゆったりと時が流れていく。その空気感がとても好きである。
そんなある日、ふと立ち寄るとなんとも素敵なガラスのボトルが置いてあるではないか。薬瓶のような懐かしさも感じるアンバーカラーで、それでいて絶妙なフォルムに目が離せなくなり、商品の説明を聞いてみた。
この店は商品や店舗設計が良いだけではなく、スタッフさんの対応が素晴らしい。インポートのデザイナーさんの話や...
あと61%