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フルオンライン化で変わるゲームの祭典

杉浦 充(ADKマーケティング・ソリューションズ)

ゲーム業界における最大の祭典と言えば、『東京ゲームショウ(TGS)』。毎年9月末に幕張メッセで開催され、約25万人を動員する世界最大級のゲームイベントです。しかし、本年度は新型コロナウイルスの影響で、史上初のフルオンライン化に。本稿では、このフルオンライン化を“業界の進化のチャンス”と捉え、変更点(メリット)について記載していきます。

ターゲット好みに配信時間を変更

大きなメリットとして「時間からの解放」がありました。オンラインの実施である以上、ゲームの試遊は実施できず、番組配信がメインとなり、YouTube・Twitter・ニコニコ生放送などにて配信を実施。例年であれば、会場の都合で10時〜17時の配信だったところ、時間の制限が無しになりました。20時以降をゴールデン枠と位置付け、名だたるメーカーの配信が所狭しとタイムテーブルに並ぶ様は壮観でした。最も遅い番組で26時まで行うものもありましたが、夜に番組配信をするほうがターゲット(ゲーム好き)には適しています。

同一ページ内で完結する導線設計

「購買導線の強化」も大きな変更点です。具体的に言うと、Amazon特設サイトの設置。Twitchを通じて上記の動画配信が視聴できるだけではなく、そのすぐ下では「番組内で紹介された注目商品」が掲示されます(特別協賛社のみ)。『日本ゲーム大賞2020』の...

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