『スター・ウォーズ』は、最初の3部作はコカ・コーラ、次の3部作でサントリーとタイアップしてきた。最新作で組んだのはキリン「メッツ」だ。「午後の紅茶」でのディズニーデザインパッケージが人気の同社に、単なるタイアップで終わらないための秘訣を聞いた。
「販促ツールは、とても積極的に活用いただけている。一企業のプロモーションではなく、『スター・ウォーズ』コーナーができたような感覚で、ひとつのイベントになっている。コンテンツだけで売り場が形成されることは珍しく、まさに『スター・ウォーズ』ならでは、だと思う」(廣谷氏)。
ブランドのメジャー化に向けタイアップを決定
11〜12月にかけてオンエアしたテレビCM。
3000GRPを出稿した。
発売日出荷数は通常の新商品の1.5倍─キリンの炭酸飲料「キリン メッツ」が映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』とタイアップしたオリジナル商品が好調だ。11月は炭酸飲料には逆風だが、「(気候を)凌駕するようなボリュームを取れている」とキリンビバレッジの営業部流通企画担当、廣谷聡史主任は話す。
同社は、新作映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の12月18日公開に向け、「メッツ」と缶コーヒー「ファイア」の2品でタイアップ。新作に登場するキャラクター「BB-8」の実物大のプロジェクターが当たるクローズド・キャンペーンも実施した。特に「メッツ」では前述の特別商品2種に加え、店頭まとめ買いでのポスタープレゼント、全24種のステッカーのボトルベタ付け、そしてテレビCMを11~12月に出稿した。
「メッツ」は2015年、次々と新たなフレーバーを出し ...