「雪肌精」が持つ課題感とは?解決に向けたブランドミューズとの挑戦
過去には松嶋菜々子さん、そして現在は新垣結衣さん、羽生結弦さん、永野芽郁さんといった、世の中に大きな影響力を持つ人々を広告に起用しているコーセーの「雪肌精」ブランド。同社が考える、タレントとブランドの関係性とは。宣伝部の山内鞠那氏に考えを聞いた。
テレビCMを始め、タレント起用の広告が多いと言われてきた、日本の広告クリエイティブ。すでにファンのいる方を起用するからこそ、注目や信頼、好感の醸成を後押ししてくれる効果はあるでしょう。しかし広告のキャスティングにおける戦略性といったものは、十分には研究がなされてこなかったのではないかと考え、本特集を企画しました。キャスティングの妙で奏功している企業の事例の他、タレントが広告の効果に与える影響について各種調査データをもとに考察します。
過去には松嶋菜々子さん、そして現在は新垣結衣さん、羽生結弦さん、永野芽郁さんといった、世の中に大きな影響力を持つ人々を広告に起用しているコーセーの「雪肌精」ブランド。同社が考える、タレントとブランドの関係性とは。宣伝部の山内鞠那氏に考えを聞いた。
クラシエホームプロダクツの「ディアボーテHIMAWARI」では、イメージキャラクターとして高橋一生さん、奈緒さんを起用した広告展開を実施している。同社が考えるキャスティング、そしてタレントのファンとのつながりについて、宣伝・販促部の2名に話を聞いた。
顔を見れば自然と「ミキプルーン」を想起するほど、ブランドを体現する存在となっている俳優の中井貴一さん。四半世紀超の歳月を共にしながら、互いのイメージを高め合う関係性について、三基商事 執行役員 マーケティング部長の杉本幹也氏に話を聞いた。
菅野美穂さんが朝日生命のCMに初めて起用されたのは19歳の時。以来、同社のイメージキャラクターとして出演を続けている。長くCMに起用され続けるタレントと企業の関係性には、どんなストーリーが隠されているのか。同社、広告宣伝課長の青木慎治氏に聞いた。
あらゆる業種やシチュエーションにおいて「ダイバーシティ(多様性)」が大事だと言われる時代。広告における「多様性」とは何を指しているのか。ファッション界の2つの事例から、平岩壮悟氏が考えを語る。
メディア環境が変化している昨今、一概に「広告への起用」といっても、掲出される場やタレントに求められる役割は多様になってきている。広告起用に対するタレント側の心理について、エンタテインメントコンテンツ制作に強みを持つFIREBUGで代表取締役 CEOを務める佐藤詳悟氏に聞いた。
メディアの調査・分析を行う、ニホンモニターでは、2008年からタレントのテレビCM起用社数ランキングを発表しており、タレント起用の動向を知る術として多くの企業で活用されている。2022年上半期の結果をもとに、代表取締役の韮澤美樹氏が現在のトレンドを解説する。
企業が広告に起用するのは俳優やアイドルといった芸能人にとどまらない。博報堂DYメディアパートナーズでは、博報堂DYスポーツマーケティング、データスタジアムと共同で、アスリートの総合的なイメージを測定する「アスリートイメージ評価調査」を定期的に実施している。本調査の結果をもとに、アスリートの広告起用について博報堂DYメディアパートナーズの武方浩紀氏が現況を語る。
サイカは脳波解析とデータサイエンスの技術を用いてテレビCMのクリエイティブの効果分析から制作まで行う「ADVA CREATOR」を提供している。それではCMに登場するタレントは、人々の脳波にどのような影響を与えるのか。「ADVA CREATOR」のデータをもとに、ソリューション統括部 統括部長の古川琢也氏が考えを述べる。
TVISION INSIGHTSでは、リビングルームに人体認識ベースの調査機器を設置することで、視聴者が本当にテレビを注視しているのかといった「注視データ」を24時間365日計測している。この注視データをもとに、タレントがテレビCMにおいてどのように貢献しているのか、代表取締役の郡谷康士氏が分析する。