CMの前後も続いている誰かの人生を描く「リアル」な演出の源泉
2023年11月に結果が発表された「2023 63rd ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」。OND°のディレクター岩崎裕介さんはフィルム部門Bカテゴリーにおいて4作品でグランプリを含む受賞を果たした。今回は、同部門の審査員のひとりであるワンスカイの福里真一さんが岩崎さんのCM演出、広告界への想いなどを根掘り葉掘りインタビュー。
2024年を迎える今、CM制作のクラフト部分を担う映像監督たちはどんなことを考えているのか――。タイムパフォーマンスを重視する視聴者たち、映像フォーマットの多様化、オンライン動画が担うべき役割の目まぐるしい変化、広告か否かの境界線の曖昧さなど、数々の課題を抱える中で、変わってきたこと・変わらないこととは。また、クリエイティブ制作においてどんな役割を担っていくことでよりよい社会をつくることに繋がるのか。話題のCMの演出を手がけている気鋭の監督の声のほか、主要制作会社のトップ・責任者による2024年の戦略と方針もあわせてお届けします。