ダンジョン化でより回遊性を高めた「TGSVR」
9月15日から18日にかけて幕張メッセで開催された「東京ゲームショウ2022」。時を同じくしてバーチャル上で展開されたのが「東京ゲームショウVR 2022」だ。バーチャル上での開催は昨年に続き2度目。参加者を楽しませる設定や仕掛けなどさまざまな観点でパワーアップしている。
日本国内において、2026年度には1兆円を超えると予測されるメタバース市場(矢野経済研究所調べ)。マーケティングや販促の視点だけでなく、クリエイティブの側面からも注目を集めている。コロナ禍によりその勢いが加速したこともあり、この1~2年で大いに様相が変化する中、さまざまな領域で実験的な取り組みも進みつつある状況だ。広告はもちろん、店舗、音楽、まちづくり、宇宙などあらゆる分野で広がるバーチャル表現のクリエイティブの今を探る。
9月15日から18日にかけて幕張メッセで開催された「東京ゲームショウ2022」。時を同じくしてバーチャル上で展開されたのが「東京ゲームショウVR 2022」だ。バーチャル上での開催は昨年に続き2度目。参加者を楽しませる設定や仕掛けなどさまざまな観点でパワーアップしている。
「モスバーガー」を展開するモスフードサービスは、VRプラットフォーム「VRChat」上に仮想店舗をオープンした。一見親和性が低そうなメタバースと「おいしさ」。どこにメタバースの魅力を見出しているのだろうか。
「そもそも、メタバースってなんだっけ?」。メタバースの市場規模が拡大する中、そんな疑問にあたる人も少なくないはずだ。サントリー食品インターナショナルのコミュニケーションデザイン部では、メンバーがメタバースを学ぶプロジェクトを実施。その過程を公開し、見えてきたものとは?
木彫刻の産地として知られる富山県西部の南砺(なんと)市にある井波というエリアで、メタバースを活用した関係人口創出のための取り組みが始まっている。企画や制作、運営をしているのは、5年前から井波に住むフォトグラファーの大木賢さん。メタバース制作の経緯や見据える将来性について聞いた。
三菱地所レジデンスは7月28日、新築分譲マンションブランド「ザ・パークハウス」の仮想空間「SUPER MODEL ROOM」を公開した。ここにはスーパーモデルの冨永愛さんのデジタルツインが暮らしており、部屋の中を案内してくれる。
川村元気さんによる原作・脚本・監督作品『百花』は、主人公・葛西泉(菅田将暉)と認知症を患った母・百合子(原田美枝子)の「記憶」を巡る物語だ。日々記憶を失っていく百合子の対比として描かれたのが、泉と妻の香織が仕事で制作したバーチャルヒューマンアーティスト「KOE」。KOEは数々のアーティストの記憶から生成される。忘れていく人間と、記憶の集積で生まれるAI、その狭間の描写で川村さんが描こうとしたものとは。
実際にメタバース事業を手がける人々が、収益のその先で見据える本質的な価値は何なのだろうか。それぞれ異なる視点からメタバースのプロジェクトに取り組む3人が、現時点の課題や今後の可能性を語る。