「昨日まで」から「明日」を見つめる100周年の旭化成
2022年5月に創業100周年を迎えた旭化成。それを機に、新たなテレビCMシリーズ「Tomorrow’s Talk」の放映をスタートした。「イヒ!」や「昨日まで世界になかったものを。」などおなじみの企業広告を展開してきた旭化成は、100周年で何を語ろうと試みるのか。
周年の節目を迎えた企業ブランドにおいて、蓄積した資産を魅力的なコンテンツに生まれ変わらせ、次なる未来に向けた指針を打ち出すにはクリエイティブの力が欠かせません。周年のタイミングはブランドのファンを増やしていくための好機であるともいえます。アーカイブ型のコンテンツやムービー、新たなパーパスやステートメントを打ち出す施策など、その手段はさまざま。プロジェクト体制も含め、実現までのプロセスに迫ります。
2022年5月に創業100周年を迎えた旭化成。それを機に、新たなテレビCMシリーズ「Tomorrow’s Talk」の放映をスタートした。「イヒ!」や「昨日まで世界になかったものを。」などおなじみの企業広告を展開してきた旭化成は、100周年で何を語ろうと試みるのか。
1872年10月に新橋と横浜(現在の桜木町)間を結ぶ日本で初めての鉄道が開業してから、今年で150年を迎える。それを記念して、JRグループ6社(JR北海道、JR東日本、JR東海、JR西日本、JR四国、JR九州)は22年4月から「鉄道開業150年キャンペーン」を実施中。掲げたコピーは、「会おう。」。鉄道と人とが今一度出会うきっかけを生むようなコンテンツが展開されている。
マツダは5月23日、広島本社の敷地内にある「マツダミュージアム」をリニューアルオープンした。2020年1月の同社の創業100周年に合わせて刷新を進めてきたものだ。ブランド発信拠点としての機能を高め、マツダの歴史と目指す未来が体感できる場になっている。
「ザ・ノース・フェイス」や「ヘリーハンセン」など、多様なスポーツアパレルブランドを展開するゴールドウインは2020年、創業70周年を迎えた。これを機に企業コンセプトを「PLAY EARTH(地球と遊ぶ)」に定め、東京ミッドタウン内に今年4月から約1カ月限定で「GOLDWIN PLAY EARTH PARK」を開催。子どもを主な対象としたコンセプト体現型のイベントを企画した理由とは。
Mr.Childrenは今年、メジャーデビュー30周年を迎えた。それを記念したベストアルバムやアニバーサリーツアーのアートディレクションを、goen°のアートディレクター森本千絵さんが手がけている。
2022年3月に、「DAISO」を展開する大創産業は創業50周年を迎えた。従来広告宣伝とは距離を置いていた同社だが、周年を機に次の50年の在り方を示すプロモーション“ダイソーれた1年”を展開している。
道路の舗装事業を手がける福田道路(新潟市)は2020年に設立50周年を迎えた。2022年1月には、新たなCIやタグライン「Direction for Relation」を表現した同社初となるテレビCMを開始。全編モーショングラフィックスで構成されている。周年を機に、CM制作に取り組んだ背景とは。
西原商会(鹿児島市)は2022年、創業50周年を記念しサンライズとアニメーションMVを制作した。クレイジーケンバンドが提供した同社の社歌をライムスターがリミックスした楽曲を使用するなど、周年を機としたコラボはなぜ実現したのか。