80の在阪メディア、企業、団体を中心にコロナ禍の世の中を元気にする関西発の活動「#イマデキ」。企業の垣根を超えて、ポジティブなメッセージを発信している。
ライバル同士の広告会社6社が手を組んだ
世の中が自粛ムードで、暗いニュースで埋め尽くされていた3月。明日の状況も不透明で、企業も発信するメッセージを模索していた。そんな中、ポジティブなメッセージを発信する空気づくりをしようと関西エリアで立ち上がったのが「#イマデキ」だ。在阪テレビ・ラジオ局、江崎グリコ、牛乳石鹸、サンスターなど関西に所縁のある企業、大阪観光局や大阪商工会議所などの団体、計80社がパートナーとして参画。ライバル同士の広告会社6社が手を組むなど過去に例のない取り組みだ。
「#イマデキ」実行委員会 クリエイティブディレクター/コピーライター 髙木守さんは、「一人ひとりがポジティブなマインドに変わっていけば、その積み重ねで世の中が明るく元気になっていく。『できないこと』を探すより、『今できること』を見つけ、少しでも前向きに考えてほしい。そんな想いから、『#イマデキ』と名付けました」と話す。実行委員会が発信するだけではなく、一般の人にも積極的に使ってほしいと考え、ハッシュタグをコピーの頭に付けた。
そして、発足から約1カ月後の4月16日、公式サイトをオープン。のちに関西エリアで放送するテレビCM「#イマデキ『はじめよう』」篇が公開された。「#イマデキ」実行委員会の取り組みの特徴は、「関西らしさ」だとプロジェクトマネージャー 成田裕明さん。「リスクを恐れずやってみるチャレンジ精神や、メディアとクライアントや広告会社の距離の近さがあったから実現した企画だと思います...