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注目のU35クリエイター デジタルネイティブの仕事と思考

U35クリエイター 54人の仕事といま(4)

東京五輪が開催され、新しい年代が始まる2020年。あらゆるシーンで新しいクリエイティブの力が求められる年になりそうです。そんな年の初めとなる今号、ブレーンでは4年ぶりとなる「U35クリエイター」を特集します。35歳以下のクリエイターによるプロジェクトチームを中心に、そのクリエイティブ観、働き方に対する考え、どこを目指しているのかなどを取材しました。

その他、54名のクリエイターたちにもアンケート形式で回答をいただきました。クライアントの皆さんはもちろんのこと、一緒に働くクリエイターの皆さん、そしてデジタルネイティブとは普段あまり接点のない皆さんにも、ぜひご覧いただき、新しい世代との出会いのきっかけとして、ご活用いただきたいと思います。

    アンケート項目:

  • 氏名/年齢/職種/所属/プロフィール
  • 連絡先(メールアドレス、SNS、個人URLなど)/代表作
  • Q1. 仕事をする上で注力していること、ご自身のテーマにされていること
  • Q2. 今後手がけたい仕事、実現したい働き方、または密かに抱いている野望
  • ご自身のキャッチコピーまたは座右の銘

フリーランス
グラフィックデザイナー
小林一毅(27)

1992年滋賀県彦根市生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン学科、資生堂クリエイティブ本部を経て2019年独立。東京TDC賞、JAGDA新人賞、日本パッケージデザイン大賞 銀賞受賞。
Instagram:@kobayashi.ikki
graphic.ikki.kobayashi[アット]gmail.com

仕事:

井上茶寮/茶葉のパッケージ「茶の葉」
井上茶寮がセレクトした茶葉のパッケージ。茶を愉しむ気分を醸成するためのものとして、包装紙を広げ茶筒を開けるまでの一連の流れを香りが膨らむ時間になぞらえ、香りの膨らみを表現した図象を制作しています。印刷担当のGRAPHと共に、オブジェのような嫋やかな美しさを追求したデザインです。


Q1. 仕事の注力テーマ

物をつくるということは人の暮らしの中にそのものが存在することになります。であれば心を満たすものをつくりたい。そのため、定着が心地の良いものであるか、想像力を育むような余裕がそのものから感じられるかを第一に考えています。

Q2. 今後手がけたい仕事、野望

インテリアとしてのグラフィックデザインの可能性の追求。ラグやカーテンなどのファブリック、漆器や陶器などの伝統工芸、プロダクトや家具、グラフィックデザイナーとしての視点で居住空間を豊かにするものづくりは続ける予定です。

座右の銘:

生活あっての仕事。



ティー・ワイ・オー SPARK
ディレクター
金野恵利香(30)

青森県八戸市出身。2013年TYO入社。主な受賞歴はADFEST Fabulous Four グランプリ、ADFEST FILM CRAFT シルバー、D&AD Yellow Pencil、Clio シルバーなど。
https://tyo-spark.jp/people/000614/

仕事:

渋谷スクランブルスクエア/企業広告「SHIBUYA SKY | CONCEPT MOVIE」
渋谷の地上で見ている日常の風景から、空に近いSHIBUYA SKYでの非日常な体験へ移り変わり、そこから得られることを視覚的に表現しました …

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