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新しいエディター像をここから発信する

CONNECTION

ディレクターとエディターが共に所属し、映像制作を進めるCONNECTION。オフラインエディター、VFXアーティストのメンバー6名に、CONNECTIONでの映像制作に期待することを聞いた。

左から、アートディレクター/CG VFXスーパーバイザー 福岡二隆さん、エディター 浅見恭平さん、
格内俊輔さん、エディター 餌取志保さん、エディター/映像ディレクター 本田吉孝さん、VFXアーティスト/オンラインエディター 中村貴則さん。

"編集の未来"のビジョンに共鳴して集まった

──皆さんはなぜCONNECTIONに入ったんですか?

浅見:僕は元々ポストプロダクション(ポスプロ)にいて、会社を辞めて一度イギリスに行ったんです。その後日本でフリーをしていた時に話を聞き、タイミングもよかったし、メンバーも面白そうだと感じて決めました。

格内:僕もポスプロに8年いてフリーになりました。マネジメントから実作業、お金の交渉まで全部自分でやる中で、「新しいことやるからどう?」と連絡をもらって。賛成する部分も反対する部分もありましたが、ここならやりたいことが実現できると参加しました。新しいマネジメントの方法やポスプロのアイデアを日々提案しています。

餌取:フリーでやっていると、技術が向上しないのが課題で。その時に柿本さんから編集の未来の技術について提案を受けて、それをチームで検証できたらと思って。それにCGの方やオンラインエディターの方に相談できる環境もいいと感じました。

本田:僕はテレビのADから始まって、テレビ番組やMVのオンライン編集、CMのオフライン編集やテレビドラマ、映画の編集へと仕事が広がったのですが、こういう何でもやるエディターって他にはいないんです。同じ職種なのに妙に壁があるのが疑問で。異なるスキルを教え合えれば面白いのに、「CMの人たちはおしゃれ」「特撮のやつは泥臭い」みたいな感じで仲が悪いんですよ!それが悔しくて。CONNECTIONのような、色んなスキルを持った人がいる場はいいと感じたんです。

中村:僕は16年間ポスプロにいて、2カ月前にフリーになってCONNECTIONに入りました。今年からテレビCMのオンライン運用が始まり、プリント費が収益となっていたポスプロの現状は厳しいです。その中で他社と差別化するために、自社のエディターをブランディングしなければいけないとポスプロは今考えています。僕もそう言われたのですが、ではどうやって?と悩んでいる時に、声をかけられました。「ブランディングなら、CONNECTIONでできる」と。CONNECTIONからはみんなで何かをやろうというエネルギーをすごく感じて、参加を決めました。

本田:僕はフリーに不満はなかったんですが、ここ数年で色々な制作現場の問題を感じる中で、1人より集まって取り組んだ方がいいと思うようになりました。かといって今からポスプロに入るのも違うし、自分で編集室を作ろうかと考えていた時に、CONNECTIONの話を聞いて。

格内:CONNECTIONは会社というより、コミュニティやサロンに近い。ビジョンに共鳴した人が実現のために集まっています。

TOYOTA China/Toyota New Global Architecture Webムービー(オフライン:浅見恭平)

SHISEIDO/Essential Energy Eye Definer プロダクトベネフィット動画(オフライン:餌取志保)

いい編集ってなんだ?を議論して発信する場にしたい

福岡:僕はCGのスーパーバイザーをしていますが、CG業界の課題だと思うのは、突出した実力があって自分で会社を興しているような人たちが組めばきっとすごいことができるのに、各々忙しくてスケジュールが取れない。それがもったいなくて。CONNECTIONに誘われた時、timoに「点を増やしたい」と言われました。それは突出した人同士が一緒に仕事をして点を面にするということだと思って。この課題を解消できる可能性を感じています。

浅見:エディターは日本だと技術職で裏方のイメージが強いけれど、イギリスではエディターが自らパーティに参加してどんどん自分を売り込んでいました。日本では監督やカメラマンが誰かは話題になっても、エディターは話題にならない。理想はクライアントがエディターを指名する状況で、そのきっかけをここで作れればと思います。

本田:エディターの個性をもっとはっきりさせればいいんだよね。この人は何が得意だとか。自分はこういう仕事をしたいとか、自らも発信しないと。

餌取:私は、「今回の映像は編集がよかったね」と思われるような仕事がしたいと思っています。素材を受け取ったら、そこから色々な可能性を広げていって、時にはオーダー通りではない、自分ならではの提案もしたい。それが採用してもらえたら、"自分の編集"をしたなって思えるから。

浅見:苦労してもその方がいいということだよね。これだけエディターが集まっているのだから、全員が編集して一番よかったものを採用するのはどう?

福岡:編集大会ということ?

本田:編集の差をはっきりさせるということだよね。僕ら自身がそこを言語化できていない。あの人の編集の何がいいのか、いい編集とは何かをはっきりさせていくと、エディターがしていることの説明や、魅力を理解してもらうことにつながるよね。

格内:僕らはずっとPCと向かい合ってきたから、言語化の訓練がされていない。でも、一般の人にわかりやすく伝えて僕らの存在を知ってもらうことは大事だと思う。

本田:過程を開示するのも面白いと思う。オフライン編集では何バージョンもタイプを作るのだけど、採用されるのは1つ。ただ、エディターはロジックで編集しているから、全部違うよさとしてプレゼンできる。それをWebで見てもらったり、CONNECTIONの1階のギャラリーで流してもいいかもしれない。見た人に投票してもらったり。

福岡:エディターがそれぞれ持っているロジックを、もったいぶらずに出し合って、検証して、ここから新しいロジックを作っていけたらいいですよね。

Double A/Double A×OK Go「Obsession for Smoothness」MV(オンライン:格内俊輔)

台湾観光局「Meet Colors!Taiwan 2018」テレビCM(オンライン:中村貴則)

デジタルとリアルな場の両方でフラットに意見を言い合う

──CONNECTIONでは、プロジェクトごとに制作スタッフが全員Slackでやりとりすると聞きました。

格内:僕から提案したんです。よかったのは、他のセクションの人たちと"健全な殴り合い"ができるようになったこと。制作部を通した伝言ゲームにならない。制作部も手が空いた分、映像をよくすることに頭を使うことができるようになります。

福岡:格内さんとSlackでやりとりするのは楽しいです。

格内:大体意見が合わないからね。

本田:友だちにはなりたくないけど(笑)、仕事仲間として一緒にやりたい、面白い仕事になりそうだとは思います。

格内:だから"健全な殴り合い"なんです。全員が同じ考え方を持っていなくて、それぞれ主張し合う感じが僕は好きです。

福岡:直接コミュニケーションするのってすごく合理的だよね。僕は、飲み会って立場を超えてフラットに言い合える場だと思ってるんだけど、それをデジタルでしているのがSlackかもしれない。でも、人と実際に顔を合わせることが足りないかな。

本田:そのためにCONNECTIONは場所を作るわけだから。

福岡:そうですね。だから期待しています。

本田:CONNECTIONはポスプロ化しない方がいいと思うんです。ポスプロのエディターは主に受動的に仕事を受けるけど、僕たちが集まるのは、能動的にエディターが活動する場所をつくるためだから。

福岡:いい呼び方を探したいよね。

浅見:本当に。とにかく映像制作に関わる人にとって魅力的で、居心地がよくて人が集まるような場にしていきたいですね。

コーネリアス「The Spell of a Vanishing Loveliness」MV(CG:福岡二隆)

日清食品/日清カレーメシ テレビCMシリーズ(オフライン:本田吉孝)

CONNECTION 1Fギャラリーについて

2Fコワーキングスペース。

渋谷東という街の新たなコミュニケーションスペースとしてオープン。街に対する刺激となり、また、人と人との繋がり、発見を提供する場所として運営される。食とアート、ファッション、音楽、さまざまな分野から生まれる新しいカルチャーを発信し、フィジカルでリアルな体験、体感を通じてコミュニケーションしていく。POP UP SHOP、アート展示、イベントなど、クリエイティブな背景に持つコンテンツを多数発表予定。


    お問い合わせ

    CONNECTION
    東京都渋谷区東1-29-3 渋谷ブリッジB-2F
    03-5422-8224
    http://cnct.work

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