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スポーツイベントがもたらす経済効果 東京2020の開催は可能か

一般社団法人 日本イベント産業振興協会 専務理事 穂苅雄作

ラグビーワールドカップ2019(RWC2019)日本大会の開会式。経済波及額は6464億円にのぼり、RWC史上最高額を記録した。

世界が熱狂したRWC2019 日本全国が経済効果を享受

日本ラグビーフットボール協会が6月24日、ラグビーワールドカップ2019(RWC2019)日本大会の「経済効果分析レポート」を発表した。同レポートで明らかにされた経済波及効果は、大会前の試算額である4372億円を大きく上回る6464億円。この数字は、従来の最高額だった2015年のイングランド大会の23億ポンド(3100億円)から約2倍の飛躍を達成したことになる。

数字を大きく押し上げた要因は、欧州とオセアニアを中心にRWC2019観戦を主目的に訪日した外国人24万人の消費行動にある。彼らはチケット販売総数172万枚(中止試合除く)の28%に相当する約49万枚のチケットを購入しており、全国12都市での試合を観戦した。つまり、経済波及効果を東京や大阪の大都市圏だけが享受するのでなく、地方も含め、全国に拡散する構造だったことがわかる。

本誌の8月号で紹介した第6回JACEイベント・アワードで、RWC2019日本大会は特別賞を受賞したが、日本にとってもこのスポーツイベントは特別な意味があったといえるだろう。

彼らの一人あたり消費金額68万6117円は...

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