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デジタルサイネージの原点に立ち返る 今、OOHメディアにできること

デジタルサイネージコンソーシアム理事 吉田勝広

自宅外で促すコロナ感染予防 OOHメディアが担う注意喚起の役割

緊急事態宣言以降、電車や駅、繁華街の人出は減り、OOH広告の分野は厳しい状況を迎えた。そのような環境の中でも「その時、その場所にいる人々に相応しいメッセージを伝える」というデジタルサイネージ広告における表現の原点を実践したケースは多数見受けられた。

まず、重要な事例として、政府や自治体の広報で感染予防の注意喚起を促すものが挙げられるだろう。その中でも、ダイキン工業が行った屋外LEDサイネージ「大ぴちょんくん」を使った展開は優れた事例だった。

このサイネージでは、通常時においても、温度と湿度などの変化に伴い、頭の色や顔の表情を変えていたが、今回、大阪府が発令した「新型コロナ警戒信号」に合わせてライトアップを3色に変化させたのである(写真1)。

写真1 ダイキン工業の屋外LEDサイネージ「大ぴちょんくん」。コロナ禍で人々に感染警戒を呼び掛けた。


ダイキン工業の担当者は、大阪府も太陽の塔と通天閣のライトアップを行ったが、それらは大阪の中心地より離れている。「大ぴちょんくん」は大阪の玄関口である新大阪、梅田に設置しているので、多くの人の目に触れることから、より人々の役に立つことができるのではないかと考えた、と話している。

優れたOOH施策として、もうひとつ...

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