第61回「雑誌広告賞」表彰式が開催に 暮らしに密着した雑誌広告への期待
日本雑誌広告協会は11月6日、第61回「日本雑誌広告賞」の表彰会を開催した。本広告賞の結果は10月11日に発表され、経済産業大臣賞にバレンシアガジャパン、総合賞にはパナソニックの受賞が決定している。
受賞者挨拶には2年連続で総合賞を受賞したパナソニックの竹安聡氏が登壇。「今から約30年前、コピーライターとして制作に携わっていたこともあるので、こうした賞の受賞は非常に嬉しい。制作に携わった現場のスタッフとも喜びを分かち合いたい。企業のコミュニケーションにおいて、暮らしに密着した雑誌の役割にこれからも期待したい」と話した。
また経済産業省大臣賞を受賞したバレンシアガジャパンの金子信隆氏も受賞者挨拶に登壇。「デジタルが主流の世の中にはなっているが、雑誌だからこそ表現できる世界観がある。私たちのようなラグジュアリー、ファッションのブランドにとっては欠かせないメディアである」と雑誌広告への期待を話した。
日経広告賞受賞企業が決定 大賞はクボタ
日本経済新聞社は第67回日経広告賞(2018年)の大賞をはじめ、受賞作品59点を発表した。日経広告賞の審査対象は、広告主、広告会社から応募のあった1027点。クリエイティブの独創性や新規性などを基準に各審査委員会で選考された。
大賞に選ばれたクボタは、農業や水処理、環境保全などに利用する製品をシリーズで紹介した。小林保彦審査委員長は「活躍の場をグローバルに広げる企業姿勢と製品機能を美しく表現した」と講評した …