各社が資金調達に奔走 オリジナルコンテンツ拡充の動き
アジアには中国とインドを除いて、30代未満の若者が3億人以上いる。これからの30年間、飲食、アパレルからエンターテイメントまで、彼らは消費生活の主役である。ちょうど若者による日本の大量消費が、かつてマスメディアやマスプロダクトを支えたのと同じだ。
ただ、違うのはテレビからスマートフォンへコンテンツのスクリーンが変わったことだろう。そんなアジアで、いまモバイル系の動画配信事業者が成長している。
マレーシアに本拠のあるiflix、シンガポールの通信会社とソニー、ワーナーの合弁会社HOOQ、そして香港の通信会社が運営するViuの3社である。
これらアジアの配信事業者の特徴は、最初から国境を超えたビジネスをしている。iflixは、中東やアフリカを含む19カ国、HOOQは5カ国、そしてViuも中東含めて19カ国でサービス展開している …
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